2025年4月17日

新卒採用

【2025年最新版】新卒採用スケジュールの立て方と成功のポイント ~2027卒・2028卒対応ガイド~

新卒採用の成功には、早い段階からの準備と全体像の可視化が欠かせません。本記事では、2027卒・2028卒の採用に向けて、いつ・何をすべきかを明確にし、自社に最適な採用スケジュールを設計するための実践的なヒントをご紹介します。

新卒採用スケジュール策定が重要な理由

まずは、多くの企業が直面しやすい課題を見ていきましょう。

よくある課題例

  • 広報やインターンの準備が毎年ギリギリになり、学生との接点を十分に作れない

  • 採用スケジュールが場当たり的で、社内調整に追われてしまう

  • 母集団形成の手段が限られており、優秀層との接点が早期に築けない

  • 選考後のフォロー不足で、内定辞退が相次いでしまう

こうした課題を解決するためには、計画的な年間スケジュールの設計と、それを実行する体制づくりが欠かせません。

2025年以降の新卒採用市場では、スケジュールの前倒しと長期化が進んでいます。経団連の就活ルールは撤廃され、政府主導で基本日程(広報3月・選考6月)が継続されているものの、企業の実態としてはそれ以前から動き出すケースが主流となっています。

実際、2024年卒の就活状況では、大学3年の3月末時点で約53.7%の学生がすでに内々定を保有していたというデータもあります。インターンや早期選考が一般化するなかで、「採用広報は3月から」「選考は6月から」という従来の感覚では優秀な学生を取り逃がすリスクがあります。

とくに綿密な年間スケジュール策定が競争力の鍵を握ります。今や新卒採用も“計画的かつ戦略的に取り組む時代”となったのです。

新卒採用スケジュールの基本ルールと全体像(公式日程と実態)

まずは基本となるスケジュールを確認しましょう。

【政府が推奨する就活ルール】

  • 広報解禁:大学3年の3月1日~

  • 選考解禁:大学4年の6月1日~

  • 内定通知:大学4年の10月1日~

ただし、実際にはこのルール通りに進めているのはごく一部。大手企業であっても、夏や秋のインターンで優秀層に接触し、3月以前に早期選考の案内を行うケースが増えています。柔軟な採用方針をとる企業でも、通年で採用活動を行ったり、秋採用を計画したりするなど、柔軟な対応が見られます。

2027卒・2028卒向け採用スケジュール例:年間計画モデル

以下は2027年卒(2027年4月入社)を想定したスケジュール例です。28卒の場合は1年スライドと考えてください。

2025年4月〜8月(大学3年の春~夏)

  • 採用計画の立案

  • 夏季インターンシップ企画・実施

  • 求人票・採用ページ準備

この時期は、新卒採用全体の基盤を固めるフェーズです。採用人数やターゲット像を社内で明確にし、母集団形成に向けた準備を本格化させます。夏季インターンは学生との最初の接点になるため、テーマ設計や運営体制に注力することが重要です。

2025年9月〜12月(秋~冬)

  • 秋冬インターン・オープンカンパニー実施

  • 選考体制整備・面接官研修

  • 早期選考(優秀層向け)

この時期は、採用広報と選考に向けた準備を進める重要なフェーズです。秋・冬のインターンを通じて早期に学生との信頼関係を構築するとともに、面接官のトレーニングや選考フローの整備を進めることで、解禁後の選考をスムーズに進める体制を整えておきます。

2026年1月〜3月

  • 広報準備(説明会資料・スライド作成)

  • 3月1日以降:採用広報開始、エントリー受付

  • Web説明会・プレエントリー対応

採用広報の本格始動を前に、学生向けの説明会資料やエントリー受け皿の整備を行う時期です。3月の広報解禁後は学生からのアクセスが一気に増えるため、Web説明会やFAQコンテンツの充実が効果的です。

2026年4月〜6月

  • 選考(書類・面接・適性検査など)

  • 6月以降:内々定出し

エントリーから選考への本格移行期間です。優秀層を逃さないためには、エントリー後の対応スピードや選考体験の質が鍵となります。6月以降にスムーズに内々定を出せるよう、面接の進行や合否判断のプロセスをあらかじめ整備しておくことが重要です。

2026年7月〜10月

  • 内定通知・内定式

  • 内定者フォロー(懇親会、研修案内)

  • 秋採用(必要に応じて)

内定を通知するフェーズでは、いかに辞退を防ぐかが重要になります。内定式や懇親会などのフォロー施策を通じて、学生との継続的な関係構築を行いましょう。人員が充足しなかった場合には、9月以降に秋採用の計画を立てることも視野に入れましょう。

企業規模・採用ターゲット別のスケジュール戦略

企業の規模や採用目標に応じて、適切なスケジュール戦略は異なります。

  • 大手企業:ブランド力と認知度の高さを背景に、多くの学生からの応募が見込まれるため、比較的公式スケジュールに沿って採用を進めやすい傾向があります。とはいえ、近年では夏や秋のインターンシップで早期に学生と接点を持ち、優秀層の囲い込みを図るケースも少なくありません。採用活動全体が長期化している今、大手企業であっても早期接点の重要性は高まっています。

  • その他の企業:自社のフェーズや採用力に応じて、より柔軟なスケジュールを組む必要があります。たとえば、採用広報やエントリーを早めに開始してインターンから本選考への導線を明確にする、内定時期を前倒しして囲い込むなど、独自の戦略を採ることが差別化の鍵になります。また、限られた採用リソースのなかで効率的に選考を進めるために、選考プロセスをシンプルにしたり、オンライン面接を活用したりする工夫も有効です。

また、採用ターゲットによってもアプローチは変わってきます。たとえば、理系学生やエンジニア志望の学生を対象とする場合は、インターンや技術イベントなどでの接点が特に重要です。一方、文系の総合職志望の場合は、会社説明会やOBOG訪問の機会が意思決定に影響を与えるケースもあります。

地方拠点での採用を考えている場合や、全国から学生を集めたい場合には、オンライン施策の強化も重要です。採用スケジュールを考える際は、こうした採用ターゲットの属性や行動パターンにも目を向けながら、戦略を練っていきましょう。

スケジュール策定のための7ステップ

  1. 前年度採用の振り返り(課題・成功要因の整理)

  2. 競合・業界の動向調査

  3. 採用人数・ペルソナの明確化

  4. 年間採用カレンダーの仮作成

  5. 社内の関係者アサインとリソース調整

  6. 採用ページや資料作成、インターン準備

  7. スケジュールの定期見直し・改善

実行可能な範囲から計画をスタートし、必要に応じて採用パートナーの協力を得るのも有効です。

採用成功の鍵は「早期対応」と「ブランド設計」

採用競争を勝ち抜くためには、早期の母集団形成と、学生に選ばれるためのブランディングが不可欠です。近年は特に、就活の早期化が進み、3年生の夏〜秋時点で志望企業をある程度絞っている学生も多くなっています。そのため、早い段階からの学生との接点はもはや「加点要素」ではなく「前提条件」とも言える状況です。

  • 早期接点の重要性:サマーインターンや技術イベント、キャリアセミナーなどを通じて、3年生の夏以前から学生との関係性を築いておくことが、母集団の質と選考後の志望度に大きく影響します。単なる体験型のインターンではなく、採用につながる導線を明確に設計することがポイントです。ダイレクトリクルーティングなどを活用して早期接触のチャンスを増やす企業も増えています。

  • ブランド設計の役割:企業が「どのような人材を求めているか」「どのような環境で働けるか」「どのような価値観を持っているか」をわかりやすく、魅力的に伝えることが求められます。その手段としては、採用サイトの設計・コンテンツの発信・社員インタビュー・現場ブログなど多岐にわたります。特に社員のリアルな声を伝えることで、学生が「ここで働く自分」を想像しやすくなり、エントリーのきっかけになります。

  • 選考体験の改善:優秀な学生ほど複数社から選ばれているため、選考中の対応がそのまま企業イメージにつながります。エントリー後のレスポンス速度や、面接中のフィードバック、面接官の対応品質など、細かな接点が積み重なって志望度が決まります。学生からの満足度を意識した「選考体験設計」が、内定承諾率に直結する要素となります。

  • 内定者フォロー:早期に内定を出した学生を囲い込むためには、入社までの接点設計が欠かせません。内定者同士の交流機会や、社員との1on1、技術勉強会などを用意することで、エンゲージメントを高め、辞退率を下げることが可能になります。

こうした施策は実際にどのように実現されているのでしょうか?

たとえば、当社がご支援したdely株式会社様のケースでは、夏のインターン段階から学生との関係構築を始め、インターンからの選考導線、そして内定者フォローに至るまでを一貫して設計・運用しました。結果的に、エンジニア新卒採用において質・量ともに高い成果を実現しています。詳しい流れや成果の詳細については、こちらの事例記事をご覧ください。

dely株式会社の採用事例を見る

また、「採用ブランディングを強化したい」「優秀層との接点づくりに課題がある」という方には、2025年2月に外資就活と共催したセミナーもおすすめです。「選ばれる会社」になるための具体的な施策や考え方を、最新事例とともに解説しています。現在はアーカイブを限定公開中ですので、関心のある方は下記よりご確認ください。

新卒採用ブランディングセミナー(外資就活共催)アーカイブを見る

まとめ:計画的なスケジュール設計で採用競争を勝ち抜く

新卒採用市場の変化に対応するには、年間スケジュールの計画的な策定が不可欠です。自社に合ったタイミングと手法を見極め、余裕をもって採用活動をスタートさせましょう。

もし「何から手を付けて良いか分からない」「競合に遅れている」といったお悩みがあれば、外部パートナーの知見を借りることも効果的です。弊社では、年間スケジュール設計からインターン企画、選考設計、ブランディング支援まで一気通貫でご支援可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

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