2026年2月26日

新卒採用

【2026年最新版】新卒採用サイト事例14選!Z世代の目を惹くサイトの共通点

新卒採用を取り巻く環境は年々変化し、「とりあえず就職ナビサイトに掲載するだけ」では学生に選ばれにくい時代になっています。特にZ世代の就職活動では、企業サイトを通じてどんな会社か・どんな人が働いているのか・自分が働くイメージを持てるかが重視される傾向が強まっています。

そこで重要になるのが、新卒採用サイトの設計です。

この記事では、2026年最新版として新卒採用サイトの代表的な事例14選を紹介しながら、人気のある採用サイトの共通点や採用成果につながる制作のポイントまでを解説します。

新卒採用サイトの主なタイプと特徴

新卒採用サイトと一口に言っても、企業のフェーズや採用人数、目的によって最適な形は異なります。自社に合わない型を選んでしまうと、制作費用をかけても成果につながらないケースも少なくありません。

まずは新卒採用サイトの代表的な3つのタイプを整理しておきましょう。

企業理解を深めやすい「自社完結型」の新卒採用サイト

自社完結型は、コーポレートサイトとは別に新卒採用専用のサイトを設ける王道タイプです。企業理念、事業内容、仕事内容、社員紹介、選考フローなどを一通り網羅できるため、初めて企業を知る学生にも理解してもらいやすいのが特徴です。

出典:トラックレコード「新卒採用メディア活用実態調査 2026年」

実際に、弊社トラックレコードの独自調査では、調査対象のJPXプライム銘柄150社のうち131社(87.3%)が独立した新卒採用ページを公開していました。多くの企業がこの形式を採用していることからも、自社完結型が新卒採用における“標準的な設計”になっていることがわかります。

このタイプは、

  • 新卒採用を毎年継続的に行っている

  • 採用人数が一定数いる

  • 採用ブランディングを強化したい

といった企業に向いています。一方で、情報量が多くなりやすいため、「何を一番伝えたいのか」を整理せずに制作すると、学生が迷子になる点には注意が必要です。

情報量と発信力を高める「オウンドメディア型」の新卒採用サイト

オウンドメディア型は、記事コンテンツを中心に据えた新卒採用サイトです。社員インタビュー、1日の仕事の流れ、インターンシップ体験談、就職活動に役立つコラムなどを継続的に発信できます。

このタイプの強みは、

  • 検索流入を獲得しやすい

  • 学生との接触回数を増やせる

  • 企業理解を深めた状態でエントリーしてもらいやすい

点にあります。反面、更新が止まると逆効果になるため、制作後の継続的な運用体制まで含めて検討することが重要です。

特定職種・テーマに特化した「採用LP・特設ページ型」

採用LP・特設ページ型は、エンジニア職やデザイナー職など、特定職種やテーマに絞って訴求するシンプルな構成が特徴です。必要な情報を最短距離で伝えられるため、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する学生にも相性が良い傾向があります。

  • 採用人数が少ない

  • 職種が明確に決まっている

  • インターンシップや期間限定施策を打ち出したい

といったケースで効果を発揮します。ただし、企業全体の理解を深めるには情報が不足しがちなため、自社完結型サイトや就職ナビとの併用が前提になることが多い点は押さえておきましょう。

【最新版】新卒採用サイト事例14選

ここからは、実際に多くの学生から支持を集めている新卒採用サイトの事例を紹介します。
単なるデザインの良し悪しではなく、「何をどう伝えているか」「なぜ就職活動中の学生に刺さるのか」という視点で見ていくことで、自社の制作や改善にも活かしやすくなります。

まずは、新卒採用サイトの中でも最もスタンダードな「自社完結型」の新卒採用サイトから見ていきましょう。「これから新卒採用サイトを立ち上げたい」「まずは王道の形を押さえたい」という企業にとって、参考にしやすい事例が多く揃っています。

ニトリ

事業:家具・インテリア用品の企画、製造、販売

サイト構成:企業理念/仕事紹介/キャリア・研修制度/社員紹介/選考情報

特徴
ファーストビューから「変化」と「挑戦」を強く打ち出し、若手が活躍する姿を具体的に描いています。キャリアや評価制度の情報が整理されており、新卒が入社後の成長イメージを描きやすい構成になっています。

伊藤忠商事

事業:総合商社(繊維、食料、機械、エネルギーなど)

サイト構成:商社の仕事解説/社員事例/プロジェクト紹介/選考情報

特徴
総合商社の仕事を具体的なプロジェクトと人のストーリーを通じて説明し、「商社で何をするのか」が実感できる設計です。業務や意思決定のリアルを伝えることで、志望度の高い学生に刺さる構成になっています。

味の素

事業:食品、アミノサイエンス関連事業

サイト構成:理念・社会価値/職種紹介/社員インタビュー/キャリア支援

特徴
「さまざまな樹木が、自分らしく立っている。ちがう個性が重なりあって、新しい価値を生み出していく。そんな人財の雑木林のような組織でありたいと考えています。だから、あなたのままで会いましょう。」と印象的なメッセージがファーストビューに。

味の素が果たす社会的価値と、社員一人ひとりの仕事がどう結びつくかを丁寧に説明しています。社会貢献性の高さを軸に、キャリアや仕事内容が具体的に伝わる構成で、働く意味を重視する学生に響く設計です。

NTTデータ

事業:ITサービス、システムインテグレーション

サイト構成:業界・仕事解説/職種別ページ/インターンシップ/FAQ

特徴
IT業界に詳しくない学生でも理解できるよう、提供価値、仕事の背景や役割を丁寧に解説しています。業界研究から選考までの導線が整理されており、就職活動中の不安を減らす設計です。

ファーストリテイリング

事業:ユニクロを中心としたアパレル・グローバル小売事業

サイト構成:企業理念/ブランド・事業紹介/仕事内容/社員紹介/キャリア・選考情報

特徴
グローバル展開やブランドの多様性を前提に、仕事やキャリアの選択肢を分かりやすく整理しています。成長環境や挑戦の機会が具体的に描かれており、「入社後にどんな経験ができるか」を新卒が明確にイメージできる構成です。

シスメックス

事業:医療機器・検査機器の開発、製造、販売

サイト構成:企業・事業紹介/技術・研究内容/社員の働き方/採用情報

特徴
医療・検査分野の社会的意義を前提に、仕事の価値や役割を丁寧に説明しています。専門性の高い事業内容でありながら、新卒にも理解しやすく構成されており、「なぜこの仕事が社会に必要なのか」が伝わる設計です。

講談社

事業:出版、コンテンツ・IPビジネス

サイト構成:職種紹介/社員インタビュー/仕事の裏側紹介

特徴
編集職に限らず、ビジネス・デジタル領域まで含めた仕事の広がりを紹介しています。華やかなイメージだけでなく、現場の試行錯誤まで伝えることで、業界理解を深められる構成です。

東映

事業:映画・映像制作、配給事業

サイト構成:事業紹介/職種紹介/社員の声

特徴
映像・エンタメ企業ならではの世界観を活かしつつ、実際の職種や役割は具体的に説明されています。憧れ先行になりがちな業界だからこそ、リアルを丁寧に伝えている点が特徴です。

Sky

事業:ソフトウェア開発、ITサービス

サイト構成:研修制度/職種紹介/働き方紹介

特徴
研修制度や育成方針を詳細に紹介し、ITスキル未経験の学生でも安心できる情報設計になっています。技術力だけでなく「人を育てる会社」であることが印象的な構成です。

次に、情報量と発信力を高める「オウンドメディア型」の新卒採用サイトを紹介します。企業の価値観や雰囲気を重視するZ世代に向けて、ミスマッチ防止や内定辞退対策としても注目されています。

サイバーエージェント

事業:インターネット広告、メディア、ゲーム事業
サイト構成:社員ストーリー/挑戦事例/カルチャー紹介
特徴
若手が裁量を持って挑戦する姿を前面に打ち出し、スピード感や成長環境を強く訴求しています。SNSや動画との親和性も高く、Z世代の情報収集スタイルを前提とした設計です。

マネーフォワード

事業:Fintechサービスの開発・提供
サイト構成:職種別ページ/事業紹介/カルチャー
特徴
職種ごとに情報を整理し、専門性と事業成長のつながりを分かりやすく提示しています。先輩インタビュー等を通じて、エンジニア・ビジネス職それぞれが、自分の役割を具体的にイメージできる構成です。

レバレジーズ

事業:人材、IT、医療・介護領域の事業展開
サイト構成:カルチャー紹介/社員の価値観/仕事紹介
特徴
スキルや経歴よりも、価値観や人物像を重視した情報設計が特徴です。先輩社員の具体的なキャリアパスを提示し、どんな人がどれくらいのスピード感で活躍しているかを明確に示すことで、入社後のミスマッチを防ぐ構成になっています。


最後に紹介するのは、特定の職種やテーマに絞って訴求する「採用LP・特設ページ型」の新卒採用サイトです。大規模採用を行う企業や、職種ごとに訴求を分けたい企業を中心に、人気の高い採用サイトを見ていきましょう。

ソニーグループ

事業:エレクトロニクス、エンタテインメント、半導体、金融など

サイト構成:事業・職種別紹介/プロジェクト紹介/社員ストーリー/グローバル情報

特徴
事業・職種の多様性を前提に、興味や専門分野から情報を選べる構成が特徴です。すべてを一括で伝えるのではなく、「自分に関係のある仕事」を深掘りできる設計で、志向が明確な新卒にフィットしています。

Layer X

事業:SaaS+Fintechを軸に、AIを中心としたソフトウェア体験を社会実装するスタートアップ

サイト構成:ミッション・技術紹介/職種別募集/プロダクト説明/選考フロー

特徴
企業全体を網羅的に伝えるのではなく、技術領域やプロダクトを軸に情報を集約しています。エンジニアや専門職が「自分のスキルで何に挑戦できるか」を判断しやすく、職種志向の強い新卒に向いた設計です。

Z世代を惹きつける新卒採用サイトに共通する5つのポイント

ここまで紹介してきた14社の事例を見ていくと、業界や企業規模は違っていても、Z世代に選ばれている新卒採用サイトには共通する点があることが分かります。単に見た目がきれい、情報量が多いだけではなく、「就職活動中の学生の行動や心理」を前提に作られている点がポイントです。

ここでは、Z世代を惹きつける新卒採用サイトに共通する5つのポイントを解説します。

リアルな社員の姿・生の声が伝わる

Z世代の学生は、企業が発信する“きれいな言葉”よりも、実際に働いている人のリアルな声を重視します。


社員インタビューや1日の仕事紹介、失敗談や悩みまで含めたコンテンツがあることで、
「この会社で自分はやっていけそうか」を具体的に判断できるようになります。
結果として、入社後のミスマッチや内定辞退の防止にもつながります。

仕事内容・キャリアが「具体的すぎるほど」書かれている

「やりがいがあります」「成長できます」といった抽象的な表現だけでは、Z世代には刺さりません。

どんな業務を、どのタイミングで、どんな人と進めるのか。
入社1年目・3年目の役割やキャリアの広がりまで、少し具体すぎるくらいの説明があることで、安心感が生まれます。
仕事の厳しさも含めて開示しているサイトほど信頼されやすい傾向があります。

タイパ重視・スマホ前提の設計になっている

就職活動中の情報収集は、スマホが前提です。

ページの読み込みが遅い、文字が多すぎる、どこを見ればいいか分からない——こうしたサイトは、
それだけで離脱されてしまいます。

見出しや余白、導線を整理し、短時間でも要点がつかめる設計になっているかどうかは、Z世代向け新卒採用サイトの重要なポイントです。

就活導線がシンプルで迷わせない

興味を持ったあとに、「次に何をすればいいか」が分からないと、学生はすぐに離れてしまいます。

インターンシップへの導線、エントリー方法、選考フローが分かりやすく整理されていることで、就職活動中のストレスを減らすことができます。 迷わせない設計=エントリー率を高める設計といえます。

SNS・ショート動画と自然につながる導線がある

Z世代は、企業を知る際にSNSやショート動画を当たり前のように活用します。
採用サイトからYouTube、Instagram、TikTokなどに自然につながる導線があることで、企業理解が深まり、接触回数も増えます。

採用サイトを“ゴール”にするのではなく、複数の接点をつなぐハブとして設計している企業ほど、印象に残りやすいのが特徴です。

新卒向け採用サイトに関するよくある質問

最後に、新卒採用サイトを検討する企業から特によく寄せられる質問を整理します。制作を本格的に検討する前に、多くの人事担当者が感じやすい疑問や不安を解消しておきましょう。

新卒採用サイトの掲載費用や制作費用の相場は?

新卒採用サイトの制作費用は、サイトのタイプやボリュームによって大きく異なります
一般的な目安は以下の通りです。

  • 自社完結型の新卒採用サイト:100万〜300万円前後
    → 企業理解・仕事理解をしっかり伝えたい場合の王道パターンです。

  • オウンドメディア型:200万円〜+運用コスト
    → 記事制作や更新を前提とするため、制作後の運用体制も考慮が必要です。

  • 採用LP・特設ページ型:30万〜100万円前後
    → 職種やテーマを絞り、短期間で制作したい場合に向いています。

費用だけで判断するのではなく、採用人数・採用単価・内定辞退率などを踏まえて、投資対効果で考えることが重要です。

新卒採用サイトはいつから準備すべきですか?

結論から言うと、本選考が始まる半年前〜1年前には準備を始めるのが理想です。
特にインターンシップや早期選考を実施している企業では、学生が企業を知る最初の接点として、採用サイトが見られるケースが増えています。

採用サイトの役割は、時期によって変わります。

  • インターン募集前
    企業や仕事への理解を深め、「なぜこの会社を知るべきか」を伝えるフェーズです。ここで企業理解が進むほど、関心度の高い学生と出会いやすくなります。

  • 本選考前
    志望度を高め、「この会社で働くイメージが持てるか」を判断してもらうフェーズです。仕事内容やキャリア、働く人のリアルを伝えることで、ミスマッチや内定辞退の防止につながります。

このように、「いつ・誰に・何を伝えるのか」を整理したうえで設計することが、成果につながる新卒採用サイト制作のポイントです。

新卒採用サイトと就職ナビは併用すべきですか?

結論として、多くの企業にとって併用が前提と考えるのが現実的です。
就職ナビは多くの学生にリーチできる一方で、掲載フォーマットや情報量には限りがあります。そのため、企業の魅力や仕事のリアルまで十分に伝えきるのは難しいのが実情です。

そこで、役割を分けて考えることが重要になります。

  • 就職ナビ: 企業を「知ってもらう」ための入口

  • 新卒採用サイト: 企業理解と志望度を「深める」ための場

特に多くのZ世代の学生は、ナビで企業を知ったあと採用サイトやSNSをチェックする傾向にあります。 だからこそ、就職ナビで集めた関心を受け止め、志望度につなげる“受け皿”として新卒採用サイトは欠かせない存在といえます。

まとめ

新卒採用サイトは、就職ナビだけでは伝えきれない企業の魅力や仕事内容を、Z世代に深く伝える重要な接点です。この記事では、14社の事例をもとに、学生を惹きつける新卒採用サイトの共通点を整理しました。

重要なのは、「大手企業と同じものを作ること」ではなく、自社の採用人数・ターゲット・課題に合った形を選ぶことです。

「自社の場合、どのタイプが合うのか分からない」「制作や改善をどこから手をつけるべきか迷っている」——そんなときは、弊社トラックレコードの採用のプロと一緒に整理するのも一つの選択肢です。

新卒採用サイトは、作って終わりではなく、採用活動を支え続ける資産です。今の採用フェーズや課題に合わせて、小さな見直しからでも一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。





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