2026年4月24日

事例インタビュー

“やりきる頭と足腰”を持つパートナーと1年で22名の採用を実現|M&A拡大を支えるマイスターエンジニアリング×トラックレコードの採用マネジメント

会社名:株式会社マイスターエンジニアリング
事業内容:技術パートナー事業、ファクトリーオートメーション事業、ファシリティ事業
従業員数:約1,500名
コーポレートサイト:https://www.mystar.co.jp/
採用サイト:https://www.mystar.co.jp/recruit/career
支援時期:2024年1月〜継続中

製造業とインフラという日本の基盤を支える事業を展開し、さらなる成長に向けてグループ会社の拡大も進めるマイスターエンジニアリング。グループ会社22社、年間採用数約200名という規模へと成長するなか、管理部門の採用体制を強化していくフェーズを迎えていました。

そこで同社はトラックレコードの採用支援を導入。採用活動全体のマネジメントを伴走型で支援するなかで、2025年にはエグゼクティブ層を含む22名の内定承諾を実現しました。その取り組みと成果について、人財開発部 部長・広報室長の秋元章吾様にお話を伺いました。

「人が資本そのもの」── マイスターエンジニアリンググループの事業と採用の意味

マイスターエンジニアリングの事業領域は大きく2つ。製造業領域(メカトロニクス)では、メーカー向けにフィールドエンジニアや機械設計者といった技術者を提供する「技術パートナー事業」と、画像検査装置を強みとする「ファクトリーオートメーション事業」を展開しています。超重要インフラ領域では、電気・土木・防災といったライフラインのメンテナンス・工事と、石油・化学プラントのメンテナンス・工事・設計を手がけています。

秋元様:
ファクトリーオートメーションは設備を提供する事業ですが、それ以外の領域は、技術パートナーであれインフラのメンテナンスであれ、人がサービスとして価値を提供しています。本当に人が資本そのものです。製造業とインフラという日本の基盤を支え、作っていく仲間を増やす。それが採用の使命です。

こうした確かな事業基盤の上に、同社はさらなる非連続的な成長を実現しています。特にインフラ領域では、各分野に特化した会社にグループに加わってもらう形で事業領域を広げており、現在グループ会社は22社に。事業成長のスピードが上がるほど、それを支える人材の採用も重要性を増していきます。

秋元様は人財開発部の部長として採用と研修プログラムを統括しながら、広報室長も兼任。採用広報、SNSを活用した採用ブランディング、そしてM&Aによる新たなオーナー向けの広報まで、幅広いミッションを担っています。

秋元 章吾
株式会社マイスターエンジニアリング 人財開発部 部長・広報室 室長
人財開発部の部長として、技術者採用から管理部門・エグゼクティブ層の採用まで幅広く統括し、研修プログラムの設計・運営も担う。広報室長も兼任し、採用広報やM&A関連のブランディングも推進。

年間200名の技術者採用のなかで、管理部門にリソースが行き届かない

トラックレコードとの協業が始まったのは2024年。当時は管理部門の採用が十分に進められていないことが課題でした。

秋元様:
当時、中途採用の体制は10人強でしたが、技術パートナー領域の採用数が年間約200名と非常に多く、リソースがそちらに集中していました。グループ会社も増えていくなかで管理部門の採用ニーズは高まっていたのですが、動かしきれていない状況でした。

そこで秋元様はRPO(採用代行)の活用を検討。複数社との面談を重ねるなかで、トラックレコードをパートナーとして選びました。

決め手は「やりきる頭と足腰」── トラックレコードを選んだ理由

RPOパートナーを検討する際、秋元様が重視したのは、単なるオペレーションの代行ではなく、採用活動全体を前に進める推進力でした。

秋元様:
管理部門の採用で大事なのは、ペルソナを明確にして、生の一次情報を取ってきて、フィードバックを受けて微修正していくのを繰り返すことです。その推進力が重要で、それをちゃんとやりきるための「頭と足腰」があるかどうか。そういう観点で見ていました。

トラックレコードを選んだ決め手は、主に3つありました。

  1. 事前のディスカッションを通じて感じた、サービスの質の高さ

  2. 実際に担当するメンバーの質

  3. PMO的な運営力への期待

まず、事前のディスカッションを通じて感じた、サービスの質の高さ。単なる提案ではなく、課題を構造的に捉え、物事を前に進める力を感じたと言います。


次に、実際に担当するメンバーの質。シニアコンサルタントとして入るメンバーは論理的な思考力と推進力を兼ね備え、現場を担当するメンバーも前のめりで経験豊か。「この人たちとならやれそうだ」と素直に感じたといいます。

秋元様:
PMO的な運営力も期待していました。週次の定例やデータに基づく進捗管理など、社内だけではやりきれなかったマネジメント機能を、ノウハウごと取り入れたいという思いからです。

また、投資に見合う成果をしっかり出せるパートナーを選びたいとも思っていました。中途半端に投資するより、払うべきところにちゃんと払って、確実に成果につなげたほうがいい。そう判断しました。

採用を「経営活動」として捉え直す ── 支援の全体像

トラックレコードは、採用を単なる人事実務や欠員補充ではなく、経営活動そのものとして捉えています。事業戦略・組織戦略・採用活動を一つの流れとして捉え、採用成果に向けて必要なことを定め、進め、見直し、意思決定する──この一連の働きを、トラックレコードでは「採用マネジメント」と呼んでいます。

採用マネジメントとは、採用施策をたくさん実行することでも、採用実務を滞りなく処理することでもありません。採用活動全体を成果に向けて動かしていくための考え方であり、進め方です。マイスターエンジニアリングへの支援でも、この考え方を軸に、RPOという形で採用活動の伴走支援を行っています。

支援の開始当初は、まずマイスターエンジニアリングの事業構造や採用課題を深く理解するところからスタートしました。何を優先すべきかをすり合わせるなかで、徐々に支援の形が定まっていきました。

可視化とPDCAの型化 ──「トラックレコードのあの形」が社内のモデルに

Notionをベースに、複数ポジションを少人数で管理するマスターエンジニアリングの状況を踏まえた週次レポートの「型」が構築されました。型の要素は、パイプラインをひと目で把握できるグラフ・リスト、進捗を測るための指標、課題、そして課題に対するアクションの4つ。すべてのポジションを同じ型でレポートすることで、テコ入れが必要なポジションと順調なポジションがひと目でわかるようになりました。これにより、「今週はどこにテコ入れをすべきか」「それはTRと管理部門だけで完結できるのか、担当部署も巻き込むべきか」といった、次のアクションに向けたディスカッションが自然と生まれるようになったのです。

秋元様:
特定の結果で一気に信頼したというよりは、プロセスの部分ですね。Notionベースで状況が可視化され、何が課題なのかが明確になり、PDCAがきちんと回り始めている。そこで信頼が積み上がっていきました。

上層部からも「トラックレコードのあの形で、グループ会社との採用ミーティングも回せるようになろう」という声をいただきました。あれが一つのお手本として機能しています。

エージェント情報の解像度向上 ──「会社単位ではなく、人単位」の管理へ

エージェントコミュニケーションの質も大きく変わりました。トラックレコードの担当コンサルタントが持つネットワークを通じて、どの人材紹介会社の誰がどのポジションに強いのかが具体的に見えるようになり、採用チャネルの幅が一気に広がりました。

秋元様:
エージェントは、会社単位ではなく人単位だと思っています。トラックレコードの担当者はネットワークを持っているだけではなく、その解像度も高い。どの担当者が、どのポジションに強いのかを精度高く把握してくれている。そのおかげで、自分たちだけではリーチできなかったコネクションが取れるようになりましたし、採用チャネルの幅も一気に広がりました。それは大きかったです。


候補者向けサイトが、カジュアル面談の質を変えた

支援の初期に、トラックレコードが手がけたのが候補者・エージェント向けの情報発信です。管理部門向けのNotionサイトを作成し、マイスターエンジニアリングの事業内容や働く魅力を可視化。社内の関係者にヒアリングを行い、情報を丁寧に整理したうえでページを構築。これが展開されたことで、カジュアル面談の質が大きく変わりました。

秋元様:
「サイトを見て解像度が高まりました」「サイトがわかりやすかったです」と、候補者の方から面接官にそう言ってくれるケースが明らかに増えました。当社への理解と熱量が高い状態で来てくださるようになったのは、大きな変化でした。

サイト制作のプロセス自体も、秋元様にとって好印象だったと言います。

秋元様:
私はどちらかというと左脳寄りなので、トップダウンでサイトの構成を論理的に会話できたのが、非常にやりやすかったです。感覚的な提案をする業者も多いなかで、トラックレコードのコンサルタントとは論理的に会話ができて、かつPMとしてもちゃんと進めてくれる。そこで信頼が積み上がりました。


「過剰に合わせすぎない」提案力 ── 採用市場の動向に知見があるからこそのバランス感覚

採用活動のなかで、秋元様が特に価値を感じたのが、トラックレコードの「過剰に合わせすぎない」バランス感覚です。事業部門からの採用要望をただ受け取るのではなく、採用市場の現実を踏まえた提案で、社内の目線を整えていきました。

秋元様:
採用の仕事では、要望だけ聞いていると市場で採用できない人材像ができてしまうことがあります。トラックレコードはそのバランスの取り方がうまい。「こういう要望はいただいていますが、採用市場を考えるとこのあたりから見直していかないといけません」と、そのなかで目線が整っていく。しっかりポジションを取ってくれるので、納得感のあるディスカッションになりますね。

この「ディスカッションパートナー」としての価値は、第三者ならではの強みでもあります。採用市場の動向やエージェントからの生の情報といった、社内だけでは得にくいインサイトを提供できる点も、トラックレコードの価値として評価されました。


社内メンバーへのトレーニングと、採用の「型」の定着

トラックレコードの支援は、採用活動の伴走にとどまらず、社内メンバーへの実務指導にまで及びました。

秋元様:

新しく採用チームに加わったメンバーに対して、エージェントコミュニケーションや面談運用の実務指導を、2〜3ヶ月かけてやってもらいました。「それは契約に含まれていないので」といった線引きがなく、柔軟に対応してくれる。そのノウハウは今も社内で受け継がれていますし、社内の人と一緒に働いているような感覚を持てるのも、そういう姿勢のおかげだと思います。

こうした実務指導は、採用活動の「型」の社内定着にもつながりました。トラックレコードが指導したメンバーが別部門へ異動した後も、その型を活用した採用活動が続けられているのです。

22名の内定承諾、そしてエグゼクティブ層の採用へ

2025年には22名の内定承諾を実現。管理部門のポジションにとどまらず、事業部長やグループ会社社長といったエグゼクティブ層の採用も含まれます。

ハイレイヤーの採用は、候補者の見立てや口説きだけでなく、社内調整も含めた総合的なクロージング力が求められます。秋元様は、社内メンバーとトラックレコードが一体となって動けた点が大きかったと振り返ります。

秋元様:
候補者との調整も含めて、社内のメンバーとトラックレコードが同じチームとして動けている。「外部の人」に任せているという感覚がないのが大きいですね。

こうした「チーム感」は、マイスターエンジニアリング側の風土にも支えられています。弊社の担当コンサルタントも「この規模の企業としては、現場の皆さんが大きな裁量を持っていて、一人ひとりの採用への思いも強い。だからこそよいコラボレーションができたのでは」と振り返ります。役員へのレポーティングまで任せてもらえるほどの信頼関係が築かれています。


トラックレコードの支援を評価する3つのポイント

改めて2年間の支援を振り返って、トラックレコードの支援を評価するポイントをお聞きしました。

秋元様:
まず、論理的なコミュニケーションです。ディスカッションパートナーとして重宝できる点ですね。理知的に会話ができて、納得感のあるディスカッションになる。それが一つ目です。

二つ目は、情熱のある人が多いこと。前のめりで提案してくれて、セルフスターターとして自律的に動いてくれる。経験豊かな方が担当してくれるのは大きいです。

三つ目は柔軟性です。プロジェクト全体を推進してくれて、細かく「それはサービス範囲外です」といったストレスがない。社内の人と一緒に働いているような感覚を持てるのは、そのおかげです。

そして、その3つの掛け合わせが生むものを、秋元様はこう表現します。

秋元様:
その掛け算が、一緒に働いていて「楽しい」になるんです。


今後の展望。グループ拡大とハイレイヤー採用への挑戦

現在、グループ内に22社体制のマイスターエンジニアリング。今後の採用における最大のテーマは、事業成長に伴うグループ体制の強化、そのなかでも「グループ会社のトップを張れる人材」の確保です。

秋元様:
グループ会社が拡大していくなかで、そこのトップを張れる人材をどう確保していくかが重要なテーマです。社内で社長人材に育てるのが優先ですが、必ずしもそういう会社ばかりではありません。そういった経営層のポジションを確実に採用できる体制を作るのが、次のテーマです。

事業の成長に伴い、経営層のタレントプール構築といった新たなテーマも視野に入っています。

最後に、トラックレコードをおすすめしたいのはどのような会社かをお聞きしました。

秋元様:
採用の戦略立案から実行まで、丸ごと任せられるパートナーがほしいと考えている会社さんですね。高い目線でディスカッションしながら一気通貫で対応できるのが、トラックレコードの強みだと感じています。

あとは、PMO的な役割を求めている会社さんにも合うと思います。社内の関係者も巻き込みながら、計画を立てて、採用を明確に前に進めるというところは、はまりやすいのではないでしょうか。一定の採用規模があって、しっかり中まで入り込んでもらいたい会社にはオススメしたいですね。

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