タグ
事例集をダウンロード
まずは相談する

マンガアプリの配信プラットフォームを運営する株式会社マンガボックス(以下、マンガボックス)。第二の創業期として、オリジナル作品を自ら生み出す「電子出版社」に事業転換を行っています。
トラックレコードでは、同社の採用戦略の設計や採用ピッチの制作といったリブランディング施策に加え、RPOまで一気通貫で伴走支援。その結果、応募者数は以前の約1.3倍に増加し、質・量ともに向上しています。
支援の背景や具体的な取り組み内容について、マンガボックス経営企画部 副部長 村中友也様に当社代表・芹川がお話を伺いました。
会社名:株式会社マンガボックス
業種:電子出版業
従業員数:約60名
コーポレートサイト:https://mangabox.co.jp/
採用サイト:https://mangabox.co.jp/recruit
採用ピッチ資料:https://www.slideshare.net/slideshow/manga-box-co-ltd-company-deck-20251021/283861060
支援時期:2021年〜継続中
マンガボックスは、2013年にDeNAの事業として誕生し、アプリは累計1,900万ダウンロードを達成するなど、多くの読者を獲得してきました。2020年には事業がスピンアウトし、TBSホールディングスとDeNAによる合弁会社として法人化。その後、TBSの連結子会社となり、オリジナル作品の制作体制と編集部の組織強化を進めてきました。
2021年には代表作『にぶんのいち夫婦』がドラマ化され注目を集め、2022年には連載作品数が30作品を突破。2023年には編集者が10名、3編集部体制へ拡大し、2024年には編集者20名規模の体制へと成長しています。

2013年12月に誕生し、スピンアウトや法人化を経て組織・事業を拡大(採用ピッチ資料より)
芹川:
トラックレコードによる支援は、2021年に始まりました。当時は、マンガ配信アプリからオリジナル作品を自社で制作・配信する「電子出版社」へと事業をピボットしたタイミングでした。事業の方向性が大きく変わる中で、編集者やエンジニアといった事業の中核を担う人材の採用強化が求められていました。一方で人事部や専任の採用担当が不在で、代表や経営企画メンバーが他業務と兼務しながら採用を動かしている状況でした。人材紹介会社との契約はあったものの、社内の状況・採用優先度・候補者への打ち出しポイントの共有が十分ではなく、採用が加速する状態にはなっていませんでした。
そこでTECH HIREは「採用パートナー」として、採用活動全体を一気通貫で伴走しました。まず、採用したいポジションや人数、採用リードタイムを整理し、採用計画を言語化。続いて、ターゲットとなるペルソナを明確にし、そのペルソナが現職で抱えているペイン・転職に期待するリターンを整理したうえで、同社の事業・文化・組織の魅力をどのように伝えるべきか、採用戦略の軸となるメッセージを定義しました。
芹川:
定義したメッセージをもとに、Notionを使った採用サイトの企画・制作も担いました。当初は社外に公開されている情報が少なく、候補者が事業内容や目指す方向性を把握しにくい状態でしたが、同社の「電子書籍とメディアの協業」「出版機能と書店機能の両方を併せ持つ新しいマンガ企業」という独自性をコンテンツとして整理したことで、候補者からの応募や面談時の理解度が向上しました。
また、採用活動のオペレーション面では、スカウト送付の優先順位設計、媒体ごとのROI試算、紹介につながるエージェントの追加契約、エージェント定例での目線合わせ、リファラル採用の推進など、実務面をトラックレコードが包括的に担いました。候補者とのコミュニケーションにおいては、日程調整にとどまらず、転職判断軸や他社選考状況のヒアリングを行い、内定承諾に向けたコミュニケーションの最適化を支援しました。
その結果、支援期間の10ヶ月間で11名の採用を実現。採用体制が存在しなかった状態から、「戦略」「メッセージ」「体制」「実行オペレーション」が揃った採用基盤を構築することができました。
経営企画部 副部長としてHR領域全般を担当する村中友也様は、次のように語ります。
村中様:
トラックレコードさんの支援を受けながら編集者の採用を優先的に進め、現在は23名まで増えています。連載数も2024年に40作品だったのが、今(取材時:2025年10月)は60作品近くまで増加しました。会社の認知度も徐々に向上し、マンガボックス作品の映像化プロジェクトも進行中です。事業が「作る」から「届ける」・「広げる」フェーズへと移行してきたと感じています。

<プロフィール>
村中友也 経営企画部 副部長
2018年から2022年までDeNAに所属し、マンガボックスの採用を担当。その後、異業種を経て、マンガボックス代表の安江氏から誘いを受けたことをきっかけに2024年7月、マンガボックスに参画。現在は経営企画部 副部長として、採用・育成・労務・制度・AI推進も含むHR領域全般を管掌。

マンガアプリから電子出版社に事業をピボットし、多数のオリジナル作品を輩出(採用ピッチ資料より)
一方で、新たな課題も見えてきました。すでに電子出版社として事業を展開していたにもかかわらず、「マンガボックスってアプリの会社ですよね」と言われることが多かったのです。
「このイメージのままでは優秀な編集者の採用が難しい」と村中様は考えました。また、採用面だけでなく、事業面でもリブランディングの必要を感じたといいます。
村中様:
作家さんに対しても、「アプリの運営会社、というだけではなく電子出版社です」とお伝えした方が、依頼を受けていただきやすいのです。またアプリのイメージが先行しているからこそ、作品を映像化打診をする際も、ステークホルダーに当社の立ち位置をお伝えするのが大変でした。そこで採用広報だけでなく、コーポレートブランディング全体を見直し、コーポレートサイトをリニューアルすることにしました。
トラックレコードの採用ブランディング支援によってどのような変化があったのでしょうか。
村中様が「一番助かった」と話すのが、採用戦略設計と採用ピッチ制作です。トラックレコードは、外部企業ならではの客観的な視点でマンガボックス様の強みや特徴を言語化し、採用ピッチに落とし込んでいきました。
芹川:
たとえば、もともとマンガボックス様内で使われていた「作家ファースト」というポリシーを、トラックレコードの支援により具体化。「作家ファーストの3F」として、「Fairness(フェアな経済条件)」「Fast(スピード感)」「Faith(誠実な対応)」の3つで同社の姿勢を明確化しました。

もともと社内に根付いていた「作家ファースト」の考え方を具体化・言語化(採用ピッチ資料より)
村中様:
これまで社内で「作家ファースト」という言葉を積極的に使っていたわけではありません。ただ、作家さんを第一に考えて、良い作品を世の中に届けたいという思いは編集者の中で自然と共有されてきた価値観でした。今回、それを『作家ファーストの3F』として言語化できたことで、内外に対して私たちが作品づくりで何を大事にしている会社なのかを、より明確に伝えられるようになったと感じています。
さらに、単に「作家ファースト」と掲げるだけではなく、どの点で作家に寄り添っているのかを言葉にして共有できたことが大きかったです。それによって、新しい作品づくりをご一緒する際にも、作家の方々に「この会社は自分の創作に真剣に向き合ってくれる」と感じていただけるようになり、安心して制作に臨んでもらえるようになりました。
「作家ファーストの3F」は、作家だけでなく編集者の採用にも大きな効果を発揮しているといいます。というのも、編集者は何よりも作家を大事にする存在。だからこそ、「作家ファーストの3F」を掲げることで、マンガボックスが作家を大切にしている会社だと伝わり、編集者の方に共感してもらいやすくなりました。
芹川:
一般的に採用の観点では、多くの会社が福利厚生や働く環境といった点をアピールしがちですが、マンガボックスのようにクリエイターと関わる会社においては、「この会社であれば、自分が一緒に仕事をしたい作家さんといい仕事ができそうだ」と思ってもらえることが重要です。

この他、「All for Future Masterpieces(みんなが“未来の名作”のために)」というメッセージも打ち出しています。これは、「作家と担当編集だけでなく、全社でヒット作を創出する体制を構築していく」という意思を示す、同社のカルチャーを体現した言葉です。

作家と担当編集だけでなく「全社でヒット作の創出を目指す」のが競合との差別化ポイント(採用ピッチ資料より)
芹川:
採用活動では、どうしても大手の出版社やWeb系のマンガサービスと競合します。そうした他社と比較して選んでもらうには、マンガボックスの特徴や魅力をしっかりと言語化することが必須だったのです。
言語化のプロセスでは、マンガボックスが大事にしている「作家ファースト」とは何かを総編集長の松崎さんともしっかりディスカッションさせていただきました。その議論の前までは、現在の3Fに含まれていないキーワードを掲げようとしていましたが、松崎さんとの会話の中で「これは作家のためというより編集者の都合になっていないか」という議論になり、見直すことになりました。
このように3つのFひとつひとつを、マンガボックスの編集者のみなさんが実際に大事にしていることを抽象化しながら決めていきました。
「こうした議論を社内でできたこと自体が、リブランディングの収穫だった」と村中様は語ります。
村中様:
社内のメンバーは誰もが作家さんを大事にしていますし、自分なりの強い思いを持って作品制作に取り組んでいます。しかし、作家ファーストという言葉について、ここまで深く掘り下げて議論したのは初めてでした。今回の取り組みを通じて、社内のカルチャーを全員で共有し、視点を合わせることができたのは大きな収穫でした。
採用戦略や採用ピッチの制作に加えて、トラックレコードではコーポレートサイトと採用サイトのリニューアル、RPOについても支援しました。
村中様:
私が一人で人事を担当している状況でリソースが不足していたため、採用についてはすべてをトラックレコードさんにお任せしていました。面接日程調整からスカウト、クロージングまで、フルパッケージのような形で伴走していただきました。さらに、サイト制作の面でも大いに助けていただきました。
村中様がトラックレコードを高く評価するポイントは、「事業・カルチャー・ミッションの理解力」です。ありきたりなテンプレート対応ではなく、事業と市場を深く理解した上で戦略を設計し、的確にRPOを実施してくれたことで、支援がスムーズに進んだといいます。

村中様:
単にアジェンダを埋めるのではなく、マンガのマーケットに関するレポートを読み込んだ上で、ゼロイチで一緒に戦略を作っていただけたのは非常にありがたかったです。臨機応変かつスピーディーな対応で、とてもやりやすかったですね。
芹川:
“採用ブランディング”という言葉から入っていますが、実際にやっていたのは事業そのものの見せ方のリブランディングでした。
事業のどこに強みがあるのか、どういうエッセンスが作品づくりやチームに受け継がれているのかを改めて整理し、それを社内外で一貫して伝えられる状態にすることが重要でした。結果として、それがコーポレートブランディングにもつながり、事業推進と採用の両方に効いていく形になりました。
採用ピッチ公開から日が浅いものの、応募数やサイト訪問者数が増加し、リブランディングの効果が早くも現れているといいます。
特に、リブランディング前なら採用が難しかったような優秀な営業や編集者からも応募が増えているとのことです。
村中様:
カジュアル面談もやりやすくなりましたし、何を大切にしている会社かが明確に伝わることによって、以前と比べて応募者とのギャップも少なくなっています。クロージングまでのコストは大幅に削減できたと感じています。
また、採用ピッチはエージェント向けの会社案内や、作家へのアプローチ資料、映像化の際の説明資料など、さまざまな場面で活用されているそうです。その結果、これまでなら興味すら持ってもらえなかったような方々とも出会えるようになりました。
マンガボックスでは、今後も採用広報を強化していくとのこと。「まだまだアプリの会社だと思われているので、電子出版社だということは引き続き伝えていく」と村中様は言います。
村中様:
今回、トラックレコードさんにお願いしたことで、良い枠組みができ上がりました。今後はマンガボックスをより立体的に捉えていただけるような採用広報を進めていきます。
トラックレコードの支援について、村中様は「スタートアップから大手企業の新規事業まで、あらゆるフェーズの企業に合う」と評価しています。
村中様:
新しいことにチャレンジすると、どう進めるかわからなくなることも多いです。採用に関して、自社でゼロから取り組まなければならないことが増えてきたときが、トラックレコードさんに依頼するタイミングだと思います。トラックレコードさんなら、会社や事業を深く理解した上で、しっかりと寄り添ってくれるでしょう。

事例集をダウンロード
まずは相談する
関連記事
READ MORE

2026/5/28
事例インタビュー
READ MORE

2026/5/28
事例インタビュー
READ MORE

2026/5/27
事例インタビュー
READ MORE

2026/4/24
事例インタビュー
READ MORE

2026/4/21
事例インタビュー
READ MORE

2026/2/18
事例インタビュー
デジタル人材採用の総合支援サービス
TECH HIRE
サービスについて
採用支援
採用業務支援
採用ブランディング
ーリクルーティング
ーエージェント・リレーション
ー新卒採用
採用体制立ち上げ・構築支援
エンジニア採用研修
イベント支援
採用サイト制作
採用ピッチ資料制作
タレントプールサイト制作
組織開発
人事戦略
人事戦略コンサルティング
組織開発コンサルティング
人事制度設計コンサルティング
人的資本経営コンサルティング
組織の自律力強化
自律力強化コンサルティング
組織の自律力診断
組織文化・コミュニケーション
経営理念・バリュー浸透
経営理念・バリュー浸透コンサルティング
Colla / 社員の声でチームを強くする
会社について