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「採用実務に追われて戦略を考える時間がない」「スカウトを増やしても、会いたい人から返信が来ない」。こうした課題を解決する選択肢の一つが、採用代行(RPO)です。
採用代行サービスは数多くありますが、得意な職種や支援範囲、料金体系は会社ごとに異なります。どこまで任せられるのか、結局どの会社が自社に合うのか、判断に迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、採用代行30社を目的別に分類し、各社を「強み」「主な支援範囲」「料金」「向いている企業」の同じ基準で比較します。自社の課題に合うサービスを絞り込んでみてください。

採用代行を選ぶときは、知名度や料金だけでなく、自社が解決したい課題と得意領域が合うかを確認することが大切です。ここでは採用代行(RPO)30社を次の5タイプに分類し解説します。
採用戦略から実務まで一括で任せたい
スカウト送信・採用実務を任せたい
エンジニア・ハイクラス採用を強化したい
新卒採用に特化して任せたい
採用力の内製化を進めたい
会社・サービス | 得意領域 | 主な支援・特徴 | 料金 |
|---|---|---|---|
1. トラックレコード | 総合・ハイクラス | 採用戦略、要件整理、個別スカウト、採用ブランディングを一体支援 | 要問い合わせ |
2. まるごと人事 | 総合 | 設計から実行・改善まで、月額制の採用チームとして支援 | 月額25万円+初期10万円〜(税別) |
3.ONE | 総合 | 新卒・中途・アルバイトに対応。業務単位でも依頼可能 | 中途月額7万円〜/新卒月額18万円〜 |
総合 | リモート採用チームが戦略から母集団形成、応募者対応まで支援 | 月30時間21万4,500円〜(税込) | |
総合・大規模採用 | 複数拠点・複数職種の採用設計、運用、データ分析 | 要問い合わせ | |
総合・大規模採用 | 採用プロセス設計から事務局運営まで。365日運用にも対応 | 要問い合わせ | |
7.ネオキャリア | 採用実務・大量応募 | 応募受付、日程調整、スカウト、選考管理を幅広く支援 | 月額35万円〜 |
8.トライアンフ | 総合・選考改善 | 採用実務に加え、面接やプロジェクト設計も支援 | 要問い合わせ |
9.トルトルくん | 総合・柔軟な業務設計 | 13の採用手法を組み合わせ、課題別に支援チームを構成 | 要問い合わせ |
10.PRO SCOUT | スカウト | ターゲット設計、文面、配信、返信率分析まで一貫支援 | 80時間月額40万円〜 |
11. bsearch | スカウト・採用実務 | 必要な業務を媒体・業務単位で切り出して依頼可能 | 月額2万9,800円〜 |
12.キャリアマート | 採用実務・大量応募 | 応募者管理、日程調整、採用事務局、スカウトに対応 | 要問い合わせ |
13.ダイレクトソーシング | ダイレクト採用・データ活用 | 媒体選定、候補者抽出、スカウト運用、採用データ分析 | 要問い合わせ |
14.CORNER | 人事プロ人材の活用 | 採用責任者やリクルーターを必要な稼働量でアサイン | 要問い合わせ |
15.ジーズコンサルティング | スカウト・採用実務 | スカウトの部分委託から採用業務全体の運用まで対応 | 1通315円〜/初期費用0円 |
16.uloqo | IT・デジタル | 採用戦略、要件定義、母集団形成、選考・運用を支援 | 要問い合わせ |
17.即戦力RPO | エンジニア・CxO | スタートアップの即戦力採用を戦略から実務まで支援 | 要問い合わせ |
18.PROREC | エンジニア・AI活用 | 自社開発AIと採用知見を組み合わせ、候補者選定・個別スカウトを支援 | 月額30万円〜 |
19.LeIN | エンジニア・専門職 | 採用戦略、ダイレクトリクルーティング、選考を支援 | 要問い合わせ |
20.ワミィ | エンジニア | 元エンジニアやIT業界出身者が要件整理から採用広報まで支援 | 要問い合わせ |
21.JAC RPO | ハイクラス・グローバル | 管理職、専門職、グローバル人材の採用プロセスを支援 | 要問い合わせ |
22.クイック | 新卒・総合 | 採用計画、母集団形成、選考から入社後支援まで対応 | 要問い合わせ |
23.カケハシスカイ | 新卒・採用コンテンツ | 採用実務と採用サイト、動画、パンフレット制作に対応 | 要問い合わせ |
24.株式会社パフ | 新卒 | 採用計画から選考、内定者フォロー、入社後研修まで一貫支援 | 要問い合わせ |
25.ヒューマネージ | 新卒・大量応募 | 採用管理システム「i-web」と自社RPOセンターで事務局運営を代行 | 要問い合わせ |
26.ツナグ・ソリューションズ | 新卒・アルバイト | ノンコア業務の代行と伴走型コンサルティングを組み合わせ | 要問い合わせ |
27.アールナイン | 採用戦略・内製化 | 採用戦略、選考設計、面接代行・面接官支援を組み合わせて提供 | 月額20万円〜 |
28.HeaR | 採用ブランディング・CX | 採用戦略、ブランディング、スカウト、候補者体験を改善 | 要問い合わせ |
29.ポテンシャライト | スタートアップ | 採用立ち上げ、採用広報、求人・スカウト設計を支援 | 要問い合わせ |
30.キープレイヤーズ | 採用戦略・経営人材 | 経営に近い立場から採用方針、人材要件、組織づくりを助言 | 要問い合わせ |
採用担当者がいない企業や、複数の雇用形態・拠点をまとめて管理したい企業には、戦略から実務まで対応する総合支援型が向いています。年間採用人数と、自社に必要な運用体制の規模が合うかを確認しましょう。

強み:新卒・中途を問わず、採用戦略の設計から採用ブランディング、RPOまでを一気通貫で支援。
新卒採用では、採用ターゲットの整理や学生に伝えるメッセージ、選考を通じた魅力づけまで設計する。
エンジニア・ハイクラスなど、採用難易度の高い職種にも強みをもつ。
主な支援範囲:新卒・中途の採用戦略、職種・採用区分ごとの要件整理、採用メッセージの設計、個別スカウト、エージェント連携、採用サイト・採用ピッチ資料制作、選考データの可視化と改善提案
料金:要問い合わせ
向いている企業:応募やスカウトの反応が伸びず、候補者・学生に伝える魅力や採用接点から見直したい企業。
エンジニアなど採用難易度の高い職種を強化したい企業。

強み:月額制の採用チームとして、採用の設計・実行・改善を支援。650社以上の支援実績があり、支援職種の約40%をエンジニア職が占める
主な支援範囲:採用計画、求人作成、スカウト、エージェント対応、応募者対応、数値分析
料金:ライトプランは月額25万円+初期費用10万円(税別)、最短1か月
向いている企業:採用担当者がいない、または少人数で、採用チームを早く立ち上げたい成長企業

強み:中途、新卒、アルバイト・パートなど幅広い採用区分に対応し、業務単位のパッケージも用意
主な支援範囲:採用計画、求人媒体運用、応募者対応、面接調整、スカウトなど
料金:中途採用代行は月額7万円〜、新卒採用代行は月額18万円〜など
向いている企業:採用業務全体だけでなく、必要な業務から段階的に委託したい企業

強み:リモート環境で採用チームを組成し、戦略から母集団形成、応募者対応まで支援
主な支援範囲:採用戦略、求人作成、ダイレクトリクルーティング、エージェント対応、応募者対応
料金:月30時間21万4,500円、50時間35万2,000円、70時間44万円、90時間55万4,400円(すべて税込)
向いている企業:固定の採用担当者を採用する前に、必要な稼働時間でチームを組みたい企業

強み:創業30年、支援889社、リピート率90%を掲げ、大規模・複雑な採用プロジェクトにも対応
主な支援範囲:採用計画、採用プロセス設計、応募者管理、選考運営、採用データ分析
料金:要問い合わせ
向いている企業:採用人数や関係者が多く、複数拠点・複数職種の運用をまとめたい企業

強み:年間約200社のRPOプロジェクトを手がけ、新卒・中途・アルバイト/パート採用や365日運用にも対応
主な支援範囲:採用プロセス設計、応募受付、日程調整、選考管理、採用事務局運営
料金:要問い合わせ
向いている企業:大量応募や複数拠点の採用を、既存のATS・承認フローに合わせて運用したい企業

強み:採用専門の大型センターを活用し、応募者対応から選考管理まで幅広く支援
主な支援範囲:応募受付、日程調整、スカウト、選考管理、採用事務局運営
料金:中途採用代行は月額35万円〜
向いている企業:応募数が多く、採用オペレーションを安定させたい企業

強み:採用業務の代行に加え、面接やプロジェクト設計まで相談できる
主な支援範囲:新卒・中途採用の設計、応募者対応、面接支援、選考運営
料金:要問い合わせ
向いている企業:採用実務だけでなく、面接品質や選考プロセスも見直したい企業

強み:13の採用手法を組み合わせ、課題に応じた採用支援チームを構成する定額制サービス
主な支援範囲:採用計画、媒体運用、スカウト、応募者対応、採用広報など
料金:月額10万円〜
向いている企業:一つの採用手法に限定せず、必要な支援を組み合わせたい企業
採用要件と選考体制は整っているものの、候補者を探す時間や運用リソースが足りない場合は、スカウトやオペレーションに強いサービスが候補になります。

強み:累計850社以上、30媒体以上に対応。ターゲット設計から文面、配信、分析まで一つの流れで支援
主な支援範囲:媒体選定、候補者抽出、スカウト文面作成、配信、返信率分析
料金:80時間月額40万円〜、120時間月額70万円〜
向いている企業:送信通数だけでなく、返信率や採用決定を見ながらスカウトを改善したい企業

強み:スカウトや応募者対応など、必要な業務を媒体・業務単位で選びやすい料金設計
主な支援範囲:スカウト配信、候補者抽出、応募者対応、採用実務
料金:スカウト支援は月額2万9,800円〜など
向いている企業:予算を抑えながら、特定の採用実務だけを切り出したい企業

強み:新卒・中途採用に対応し、応募者数が多い採用の事務処理にも強みを持つ。支援実績20年間・19,000社以上。
主な支援範囲:応募者管理、日程調整、選考案内、採用事務局、スカウト
料金:要問い合わせ
向いている企業:新卒採用などで大量の応募者対応を効率化したい企業

強み:80万件超のスカウトデータを基に、媒体ごとの特性を踏まえたダイレクト採用を設計・運用
主な支援範囲:媒体選定、候補者抽出、スカウト運用、採用データ分析
料金:要問い合わせ
向いている企業:感覚ではなく、蓄積データを使ってスカウト施策を改善したい企業

強み:人事・ESG領域の登録プロフェッショナル約1万人以上。課題に合う人材をアサイン
主な支援範囲:採用責任者、リクルーター、採用広報などの専門人材を必要な稼働量で提供
料金:要問い合わせ
向いている企業:固定のRPOチームではなく、特定分野の経験者を週1日など必要な分だけ補いたい企業

強み:新卒・中途のスカウトから応募者対応、改善提案までをチームで支援
主な支援範囲:候補者抽出、スカウト送信、応募者対応、採用業務全体の運用
料金:スカウト1通315円〜、初期費用0円
向いている企業:スカウトだけの部分委託から、採用業務全体の委託まで柔軟に相談したい企業
難易度の高い職種では、「エンジニア採用に対応しているか」だけでなく、担当者が職種をどの粒度で理解し、採用要件と候補者の経験を結び付けられるかが重要です。

強み:IT・デジタル領域を含む採用で、戦略設計と実務の両方を支援
主な支援範囲:採用コンサルティング、要件定義、母集団形成、選考・運用支援
料金:要問い合わせ
向いている企業:難易度の高い職種について、採用戦略から実行までまとめて相談したい企業

強み:550社以上への導入実績を掲げ、エンジニアやCxO向けの専門プランも提供
主な支援範囲:採用戦略、採用広報、スカウト、エージェント対応、選考支援
料金:要問い合わせ
向いている企業:スタートアップ・成長企業で、即戦力人材の採用全体を任せたい企業

強み:100社以上のエンジニア採用支援の知見と、自社開発AIを組み合わせて候補者選定を支援
主な支援範囲:採用要件整理、候補者抽出、個別スカウト、運用改善
料金:月額30万円〜のプランを公開
向いている企業:エンジニア採用の専門性と、テクノロジーを活用した効率化を両立したい企業

強み:エンジニア・技術職を含む専門人材の採用支援に対応。これまでに支援した企業数は130社以上。
主な支援範囲:採用戦略、ダイレクトリクルーティング、採用実務、選考支援
料金:要問い合わせ
向いている企業:専門職の採用市場や候補者を理解する担当者に相談したい企業

強み:元エンジニアやIT業界出身者を含むチームで、技術職の採用を支援
主な支援範囲:採用要件整理、求人・スカウト設計、候補者対応、採用広報
料金:要問い合わせ
向いている企業:現場と採用要件をすり合わせながら、技術職への訴求を改善したい企業

強み:管理職・専門職・グローバル人材を含む採用プロセスを支援
主な支援範囲:採用戦略、母集団形成、候補者管理、選考プロセス運用
料金:要問い合わせ
向いている企業:ハイクラス職や英語を使うポジションなど、専門性の高い採用を進めたい企業
新卒採用では、短期間に多くの学生へ対応しながら、説明会、選考、内定者フォローを並行して進めます。採用人数の規模と、母集団形成・実務・採用広報のどこまで任せたいかを整理して選びましょう。

強み:新卒・中途・アルバイトまで、採用計画から入社後の支援まで幅広く対応
主な支援範囲:採用計画、母集団形成、選考運営、研修・組織開発
料金:要問い合わせ
向いている企業:広告出稿や採用実務だけでなく、採用計画から入社後まで相談したい企業

強み:採用実務に加え、採用サイト・動画・パンフレットなどの制作にも対応
主な支援範囲:新卒・中途採用代行、採用広報、採用ツール制作、選考支援
料金:要問い合わせ
向いている企業:学生対応とあわせて、自社の魅力を伝えるコンテンツも整えたい企業

強み:新卒採用に特化し、採用計画から母集団形成、選考、内定者フォロー、入社後研修までを一貫して支援
主な支援範囲:人材要件定義、KPI・スケジュール設計、説明会・インターン設計、選考フロー設計、面接担当者トレーニング、内定者フォロー
料金:要問い合わせ
向いている企業:新卒採用の設計から学生対応、入社後の定着までを同じ相手に相談したい企業

強み:導入シェア18年連続1位の採用管理システム「i-web」と自社のRPOセンターを組み合わせ、応募受付から選考プロセス管理までを代行
主な支援範囲:採用フロー設計、応募受付事務局(電話・メール)、選考プロセス管理、適性検査、データ管理・分析
料金:要問い合わせ
向いている企業:応募者数が多く、採用システムと事務局運営をまとめて整えたい企業

強み:新卒とアルバイト・パートの採用代行を手がけ、ノンコア業務の代行と伴走型のコンサルティングを組み合わせる
主な支援範囲:採用戦略・計画、媒体選定、母集団形成、ATS運用、応募者・選考管理、スクリーニング、定着支援
料金:要問い合わせ
向いている企業:新卒採用のノンコア業務を任せつつ、定着まで見据えた改善提案も受けたい企業
採用要件が固まっていない、選考辞退が多い、将来的には自社で採用を回したい企業は、作業量よりも改善提案とノウハウ移管を重視します。

強み:採用戦略や実務に加え、評価設計・面接官支援まで組み合わせられる
主な支援範囲:採用戦略、選考設計、採用実務、面接代行、面接官支援
料金:月額20万円〜、1か月からのプランあり
向いている企業:短期間から採用課題を整理し、選考や面接の改善も進めたい企業

強み:採用ブランディングと候補者体験の知見を持ち、AI-RPOも展開。累計250社以上を支援
主な支援範囲:採用戦略、採用ブランディング、スカウト、候補者体験の改善
料金:要問い合わせ
向いている企業:応募はあるものの選考辞退が多い、またはスカウトで自社の魅力が伝わらない企業

強み:スタートアップ・ベンチャーの採用立ち上げや採用広報に強みを持つ
主な支援範囲:採用戦略、採用広報、求人・スカウト設計、採用実務
料金:要問い合わせ
向いている企業:事業成長に合わせて、採用の仕組みをゼロから整えたいスタートアップ

強み:採用実務の一括代行ではなく、経営に近い立場から採用・組織の意思決定を支援
主な支援範囲:採用方針、経営人材の要件整理、組織づくりに関する助言
料金:要問い合わせ
向いている企業:作業リソースよりも、採用・組織について経営視点で相談できる相手が必要な企業
採用代行会社を比較したら、実際にRPOを利用した企業が、どのような目的で導入し、どのような成果や課題を感じているかも確認しておきましょう。
「RPO利用実態調査 2025」では、RPOの導入経験がある企業担当者を対象に、導入目的・成果・課題・今後求める支援を調査しています。委託範囲や選定基準を整理する際にご活用ください。

採用代行とは、採用活動の一部または全部を外部の専門会社へ委託するサービスです。RPOは「Recruitment Process Outsourcing」の略で、日本では「採用アウトソーシング」とほぼ同じ意味で使われています。
ここでは、採用代行(RPO)に実際に任せられる業務、そして混同されやすい用語との違いを解説します。

採用代行に任せられる業務は、採用計画づくりから内定後のフォローまで幅広くあります。ただし、すべての支援会社がこの全部に対応しているわけではありません。まずは採用業務全体をフェーズごとに分解して、どこが外部に任せられる部分なのかを見ていきます。
業務 | 詳細 |
|---|---|
戦略・設計 | ・ 採用人 |
母集団形成 | ・ 媒体選定 |
選考対応 | ・ 問い合わせ対応 |
内定・入社 | ・ オファー準備 |
分析・改善 | ・ KPI集計 |
このなかで対応が分かれやすいのが、いちばん上の「戦略・設計」と、いちばん下の「分析・改善」です。
母集団形成や選考対応といった実務まわりは、多くの支援会社が対応しています。一方で、採用計画そのものを一緒に考えたり、施策の結果を振り返って次の打ち手に反映したりする部分は、対応できる会社が限られます。
採用代行、採用アウトソーシング、RPOに明確な制度上の違いはありません。提供会社によっては、日程調整や応募者対応などの実務支援を「採用アウトソーシング」、戦略設計や改善まで踏み込む支援を「RPO」と呼び分けています。
呼び方 | 一般的な意味 | 支援範囲のイメージ |
|---|---|---|
採用代行 | 採用業務の一部または全部を外部へ委託するサービスの総称 | 日程調整などの実務から、採用戦略の設計まで幅広い |
採用アウトソーシング | 採用に伴う実務を外部に委託すること | 応募者対応や面接調整、求人媒体の管理など、業務の代行が中心 |
RPO | 外部の専門家が採用活動の一部または全体に入り、成果向上を支援するサービス | 実務代行に加え、採用戦略の設計や課題分析、施策改善まで含むことが多い |
採用代行と混同されやすいサービスに、人材紹介・求人広告・人材派遣があります。違いは「何を提供してくれるか」にあります。採用代行が提供するのは人材そのものではなく、採用活動を回す機能です。
サービス | 提供するもの | 特徴 |
採用代行(RPO) | 採用業務を進める人手やノウハウ | 採用計画から実務、改善まで支援する |
人材紹介 | 採用候補者 | 候補者を紹介し、採用時に成功報酬が発生する |
求人広告 | 求人を掲載する場所 | 求人情報を求職者へ届け、応募を集める |
人材派遣 | 一定期間働く人材 | 派遣会社が雇用する人材を企業へ派遣する |
採用代行(RPO)は、人材紹介や求人広告と競合するサービスではありません。複数の人材紹介会社や求人媒体の選定・運用を、採用代行(RPO)へまとめて任せることもできます。

外部に任せれば楽になるのはわかっていても、なかなか踏み切れない担当者の方は多いのではないでしょうか。
ここでは、採用代行のメリットと、導入前に知っておきたいデメリット・注意点を整理します。
採用担当者が判断と魅力づけに集中できる
日程調整やATS入力を切り出し、要件の見直しや候補者との対話に時間を使える
採用人数の変化に合わせて体制を増減できる
事業拡大や欠員補充に合わせ、必要な期間だけリクルーターを補える
自社にない職種・手法の知見を取り込める
エンジニア、CxO、新卒など、領域ごとの媒体や訴求を早く把握できる
候補者対応の速度と一貫性を高められる
連絡期限や対応ルールを整え、担当者の不在に左右されにくくなる
採用活動を数字で改善できる
返信率、面談化率、通過率、辞退率などから、次に変える施策を判断できる
作業は進むが採用につながらない
対策: 送信数だけでなく、返信率・面談化率・採用単価もKPIに置く
候補者対応が自社らしくない
対策: 事業・職種・カルチャーを共有し、文面レビューの期間を設ける
担当者によって品質が変わる
対策: 契約前に担当予定者、担当社数、レビュー体制を確認する
社内にノウハウが残らない
対策: データ、文面、判断基準、改善履歴を自社環境へ保存する
想定より費用が増える
対策: 見積書で含有工数、上限件数、追加単価を確認する
情報管理のリスクが高まる
対策: アクセス権限、再委託、保存・削除ルールを契約で定める
マイナビ「中途採用状況調査2026年版(2025年実績)」では、正社員の質的な不足を感じている企業が55.6%と前年から6.7ポイント増え、採用要件を満たさない人材は採用しないと答えた企業も62.1%にのぼりました。求める水準を下げずに採用しきるには、接触数と対応品質の両方を上げる必要があります。そこに人手とノウハウを足せるのが採用代行の価値です。
採用代行の料金の考え方は3つの型に整理でき、業務ごとの単価にもある程度の目安があります。この2つを押さえておけば、見積もりが妥当かどうかを自身で判断できます。
ここでは、採用代行の料金体系3種類と、業務別の費用の目安を解説します。
料金体系 | 費用の決まり方 | 向いているケース | 注意したい点 |
|---|---|---|---|
月額固定型 | 毎月一定額。稼働時間や業務範囲でプランが分かれる | 通年で採用を続ける | 採用活動が止まる月も費用が発生する |
従量課金型 | スカウト1通、面接1件など実施した量に応じて発生 | 特定の業務だけ任せたい | 量が増えると想定より膨らむことがある |
成果報酬型 | 内定承諾や入社が決まったときに発生 | 初期費用を抑えたい | 採用単価は高くなりやすい |
料金体系が異なるサービスは、月額だけを見ても正確に比較できません。「月10万円」と「月40万円」を並べても、前者が週数時間の部分委託で、後者が週20時間の包括支援なら、単価としては後者のほうが安いこともあります。金額だけを横並びにせず、その金額で何時間・何件まで対応してもらえるのかを確認しましょう。
業務 | 費用目安 |
|---|---|
応募者対応・日程調整 | 月5万〜30万円程度 |
スカウト送信 | 1通数百円〜、または月10万〜70万円程度 |
求人票・スカウト文面作成 | 1件数万円〜。月額に含まれる場合もある |
採用戦略・要件設計 | 30万〜100万円以上 |
採用業務の一括支援 | 月50万〜数百万円 |
同じスカウト100通でも、検索条件に合う人へ一斉送信する運用と、一人ずつ経歴を読み込んで個別化する運用では工数が異なります。候補者選定、文面の個別化、送信後の分析まで含むかを確認が必要です。

多くの会社が「戦略から実務まで対応」と掲げているため、サービス紹介だけでは違いを判断しにくいものです。商談と提案書では、次の5点を確認しましょう。
採用フローを「認知→応募・返信→面談→選考→内定→承諾」に分け、どこで数字が落ちているかを確認します。
応募が少ない:チャネル、求人票、認知に課題がある
スカウト返信が少ない:ターゲット、文面、送信者、企業情報に課題がある
面接設定率が低い:初回対応の速度、日程候補、面談の位置づけに課題がある
選考通過率が低い:採用要件、媒体、スクリーニングにずれがある
辞退が多い:選考速度、面接体験、条件、魅力づけに課題がある
課題を切り分けたら、「候補者抽出はRPO、文面の最終承認は自社」のように業務分担を具体化します。
「対応できること」と「継続的に成果を出していること」は同じではありません。
自社と近い職種・採用人数・企業規模の事例について、導入前の課題、施策、返信率や通過率、採用人数、採用単価の変化を確認しましょう。
成功事例だけでなく、成果が出るまでの期間や、難航したときに要件と訴求をどう見直したかもポイントです。
採用代行の成果は、担当してくれる人によって大きく変わります。会社としての実績が豊富でも、自社に付く担当者が未経験に近ければ、期待した動きにはなりません。
商談では、実際に担当する人が同席しているかを確認してください。営業担当だけが出てきて、契約後に別の担当者に引き継がれる形だと、聞いていた話と実際の進め方が変わることがあります。
あわせて見ておきたいのが、提案の中身です。こちらの依頼をそのまま受けるだけの会社より、「その要件だと市場に該当者が少ないので、ここを緩めては」と踏み込んでくれる会社のほうが、結果的に採用につながります。定例ミーティングの頻度と、そこで何を報告してもらえるのかも確認しておきましょう。
工数削減が目的なら、削減できた時間、初回連絡までの時間、日程確定までの日数を追います。
採用成果が目的なら、返信率、面談化率、採用人数、採用単価を確認しましょう。
採用人数だけを成果指標にすると、採用決定まで時間がかかる職種では途中評価ができません。契約開始時に現在値と目標を置き、週次・月次で先行指標の変化も追いましょう。
最後に、契約の条件面を確認します。ここを詰めておかないと、成果が出ないまま契約だけが続いてしまうことがあります。以下の事項を確認しておくことをおすすめします。
最低契約期間と中途解約条件
業務量を増減できる時期
候補者データへのアクセス権限
再委託先と国外でのデータ取扱い
契約終了時のデータ返却・削除
求人票、スカウト文、マニュアル、レポートの所有・利用権
引き継ぎ期間と、自社担当者への研修
最低契約期間は会社によって差があります。まずは試してみたい段階なら、短期から始められる会社を選ぶとリスクを抑えられます。解約の申し出をいつまでにすればよいかも、あわせて確認しておきましょう。
情報管理の体制も重要です。応募者の履歴書や職務経歴書は個人情報にあたるため、プライバシーマークやISMS(ISO/IEC 27001)の認証を取得しているか、データをどこで管理するかを確認してください。
そして、将来の内製化を考えているなら、ノウハウをどう引き継いでもらえるかを契約前に聞いておきます。運用マニュアルを納品してくれるか、定例に自社メンバーが参加できるか、面接官トレーニングなどのメニューがあるか。この観点を持って選ぶと、数年後に自走できる状態に近づけます。
エンジニアやマネージャーなどの難易度の高い採用では、実務を代行できるかだけでなく、採用体制、戦略、候補者への訴求、選考体験まで踏み込んで支援できるかが重要です。
「トラックレコードのRPOがハイクラス採用に強い理由」では、難易度の高い採用を進めるうえで重視している4つの視点と、具体的な支援内容を紹介しています。ハイクラス採用を任せるRPOを比較する際の参考としてご活用ください。

採用代行を比較するときは、支援社数だけでなく、自社に近い採用課題に対してどのような支援を行い、どのような成果につながったかを確認することが重要です。
ここでは、トラックレコードが支援したカイテク株式会社様の事例を紹介します。
カイテク株式会社様は、介護・医療領域のスポットワーク事業を展開するスタートアップです。事業の成長に伴い、複数職種の採用を安定して進めるための戦略と運用体制の整備が必要となっていました。
トラックレコードは、採用戦略の設計からRPOまでを一貫して支援しました。主な支援内容は次のとおりです。
採用戦略: 事業成長と複数職種の採用計画を踏まえた方針設計
エージェント活用: 採用ポジションに合わせた活用方針の整理と運用
採用媒体: 職種や採用目標に合わせた媒体選定
複数職種の採用実務: エンジニア・PM・CS・セールスなどの採用を並行して推進
支援開始から1年間で26名を採用し、そのうちエンジニア4名の採用も実現しました。採用業務の代行にとどまらず、採用戦略の設計から実行まで一貫して支援した事例です。
詳細はカイテクの事例インタビュー記事をご覧ください。
自社と業界や採用規模が近いほど、参考にできる部分は多くなります。カイテク様のほかにも、職種や採用フェーズの異なる支援事例を公開しています。


採用代行を検討する企業からよく寄せられる、契約期間、人材紹介との併用、ノウハウの蓄積に関する質問へ回答します。
採用代行の最低契約期間は、サービスによって1〜6か月程度です。1か月から利用できるサービスがある一方、最低3〜6か月の契約を必要とする会社もあります。
日程調整やATS入力などの定型業務は、短期間でも効果を確認しやすい業務です。一方、採用戦略の設計やスカウトの改善には、現状分析、施策の実行、効果検証を行う期間が必要です。
契約前に、最低契約期間だけでなく、初期費用、更新単位、中途解約の条件も確認しましょう。
採用代行と人材紹介は併用できます。採用代行会社へ、人材紹介会社との連絡、求人説明、推薦者へのフィードバック、選考の進捗管理を任せることも可能です。
複数の人材紹介会社を利用する場合は、推薦数だけでなく、書類通過率、内定数、採用単価を比較します。数値をもとに紹介会社ごとの成果を確認することで、依頼を増やす会社や見直す会社を判断しやすくなります。
支援内容と判断の過程を自社で管理すれば、採用代行を利用しても社内にノウハウを残せます。
KPI、求人票、スカウト文面、候補者の選定基準、施策の改善履歴は、自社が管理できる環境に保存しましょう。定例会では結果だけでなく、「なぜその施策を選んだのか」「なぜ変更したのか」まで共有してもらうことが重要です。
将来的な内製化を目指す場合は、契約後半を引き継ぎ期間に設定し、自社担当者が採用業務を実行し、採用代行会社がレビューする体制へ段階的に切り替えましょう。
採用代行を選ぶ際は、まず自社の採用課題と外部へ任せる範囲を明確にしましょう。
実務代行、戦略設計、専門職採用など、必要な支援によって選ぶべき会社は異なります。担当者の経験、類似事例、KPI、料金に含まれる業務量、ノウハウ移管の方法まで比較することが重要です。
トラックレコードは、採用戦略、採用ブランディング、スカウト、エージェント連携、候補者体験の改善までを一貫して支援しています。「作業は回っているのに採用できない」「何を外部へ任せるべきか分からない」という段階でも、現在の採用フローと数値を整理するところからご相談いただけます。

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