【2023年最新版】採用サイトのデザイン9選!意識すべき4つのポイントや作り方を解説

採用サイトは採用手法の一つで、求人広告や求人サイトよりも画像や動画を活用して自社の魅力を発信しやすいのが特徴です。多くの企業で採用サイトが導入されており、新卒や中途などターゲットにあわせてコンテンツを制作しています。

しかし、はじめて採用サイトを運営する担当者にとっては、どのサイトを参考にするべきかや、どのような点を意識するべきかはわかりにくいのではないでしょうか。

この記事では、サイト制作で意識すべき4つのポイントと参考にするべき採用サイトを9つ紹介します。サイトの作り方についても解説するので、記事を参考にしながら採用サイトを開設する準備を進めてみましょう。

採用サイト制作で意識すべき4つのポイント

まずは採用サイト制作で意識すべき4つのポイントをご紹介します。

  1. 採用情報の詳細まで伝わるか

  2. 自社の世界観を表現できているか

  3. 若者に刺さるトレンドを抑えられているか

  4. インパクトのあるおもしろさで他社と差別化できているか

「採用サイトを作ってみたけれど、なんだか思っていた仕上がりにならなかった……」なんてことにならないよう、事前にポイントをおさえておきましょう。

1. 採用情報の詳細まで伝わるか

採用サイトを制作する際は、ひと目で採用情報の詳細が伝わるかを意識することが重要です。求職者は数多くの企業を比較し、応募するかどうかを決定します。そのため、求職者に「わかりづらいデザイン・配置」と最初に判断されてしまうと、手の込んだサイトでも閲覧してもらえません。

わかりやすく情報を伝えるポイントは以下の通りです。

  • 文字サイズは大きめに

  • 文字カラーは背景色の補色を選ぶ

  • 余白を取る

  • 情報を細かく分けすぎない

  • 数字を用いて定量的に表現する

情報が多すぎると、かえって何を伝えたいのかがわかりにくいサイトになってしまいます。上記のポイントを意識しながら、自社の強みをピックアップして記載しましょう。

2. 自社の世界観を表現できているか

自社の世界観を表現することも、採用サイト制作において重要なポイントです。コーポレートサイトがある場合は、使用するカラーやフォントをそろえてイメージを統一しましょう。自社の世界観と採用サイトのイメージがずれていると、ミスマッチにつながる可能性も。

前提として、求める人物像と自社の強みを明確にすることがポイント。採用サイトで自社の独自性をアピールすれば、自社にマッチした人材を獲得しやすくなります。

3. 時代にあったサイトになっているか

3つ目のポイントは、時代にあったサイトにできるような要素を入れ込むことです。とくに新卒向けの採用サイトの場合は、若者の採用を前提としているため、トレンドやデザイン、SNSなどを意識することが重要です。

他社より古いサイトでは「事業内容・制度も古いのでは?」とマイナスな印象を与えてしまいます。また、中途採用者の場合もサイトのデザインや発信内容、カルチャーなどを重視する人も少なくありません。

例えば、

  • シンプルなフラットデザイン

  • スマホに対応しているレスポンシブデザイン

  • 画像や動画を取り入れる

  • SNSとの連携

など、時代にあった要素を取り入れることが重要です。

新卒採用、中途採用者にかかわらず、「求職者はスマホを使って情報を収集している」ことを意識しましょう。日頃からサイトやSNSを更新しておくと、母集団が形成しやすくなります。

4. インパクトのあるおもしろさで他社と差別化できているか

他社と差別化するには、インパクトのあるおもしろさが必要です。おもしろさを表現するために重要な要素は「頭に残るキャッチコピー」と「オリジナリティのあるコンテンツ」。

おもしろさを取り入れるために人気のあるサイトを参考にするのが効果的です。「なぜ人気があるのか」や「なぜおもしろいと感じたのか」を分析し、自社のサイトに活かしましょう。

ただしインパクトを重視しすぎて、企業のイメージと離れたサイトにならないように注意してください。

採用サイトの作り方

ここからは、採用サイトの作り方を具体的に解説していきます。

  1. 採用サイト運営の戦略を設計する

  2. 採用サイトのコンテンツを決める

  3. 採用サイトを制作する

3つのステップを詳しく見ていきましょう。

1. 採用サイト運営の戦略を設計する

まずは採用サイト運営の戦略を設計します。以下の手順で考えると、軸の定まった戦略を設計しやすくなります。

  1. 競合調査

  2. ターゲット選定

  3. 採用要件の決定

競合企業を自社と比較することで、自社の強みを言語化。競合企業の給与水準・雇用条件を調査し、自社の条件は同じ職種の水準に達しているか確認してください。どれだけ魅力的な採用サイトを制作しても、求職者が求める条件を満たせていないと応募者を集められません。

競合調査ができたら、ターゲットを選定します。新卒採用・中途採用など、どのようなターゲットに向けて発信するのかを考えましょう。そして求める人材の条件を書き出し、採用要件を明確化します。

2. 採用サイトのコンテンツを決める

次に採用サイトのコンテンツを決めます。戦略設計にもとづいて、サイトに記載する情報を整理しましょう。事業内容や仕事内容、福利厚生、給与など、ターゲットが求めている情報と自社の独自性を示す情報を掲載します。

具体的なデータと数値を提示すると説得力が増すことも。例えば「育休を取得している社員の割合」や「資格取得支援を活用した実例」を記載すれば、企業に対する信頼感も高まります。

3. 採用サイトを制作する

採用サイトのコンテンツが決まったら、採用サイト制作を開始します。制作する方法は「社内制作・外注・システム導入」の3種類。それぞれの特徴を理解して自社に適した方法を選択しましょう。

自社で制作する際は外注よりもコストを抑えられます。Web制作のスキルがなくても、ホームページの制作・更新が可能なWordPressやはてなブログMedia、STUDIOなどのプラットフォームから自社にあったものを選択するのがおすすめです。

コストがかかっても高品質なサイトにしたい場合は、外注を検討しましょう。自社サイト作成までサポート可能な採用管理システムを導入する方法もあります。システム導入は操作が簡単で、外注よりもコストを抑えやすいのがメリットです。

企業らしさが伝わる採用サイト3選

ここからは参考になる採用サイトの事例をご紹介しましょう。メッセージ性があり、企業らしさが伝わる採用サイトの事例を3つピックアップします。

メッセージ性のある採用サイトは求職者の心をつかみやすくなります。ビジネスモデル・事業内容に関する理解を深め、求職者が「この会社に入社したい」と思う応募動機を形成します。

全研本社|トップ画面に動画を掲載

全研本社の採用サイトはトップ画面に動画を掲載しています。動画は社員インタビューが中心で、さまざまなポジションで活躍する社員の生の声を聞けることが特徴。社員のリアルな経験談は「入社して自分がどのように成長するのか」を求職者にイメージさせるでしょう。また画面を遷移せずに動画を視聴できるため、スムーズに複数の動画を閲覧できます。

カラフルなデザインからは企業の個性を感じられます。個性的なデザインは「そこにない未来を創る」というビジネスビジョンともマッチしているでしょう。

LIVESENCE|想いを長文で表現

LIVESENCEの採用サイトは想いを長文で表現し、企業の「らしさ」をアピールしています。企業のありのままの想いが伝わるように、堅苦しくない文章で表現されています。長文は問いかける形で終わっており、読み手は語りかけられているような気持ちになるでしょう。

さらにキャッチコピーの部分には手書き文字が掲載されています。実際に社員が書いた文字からは採用活動に対する真剣さや社員の熱量が感じられ、求職者の心にメッセージが届きやすくなるでしょう。

本田技研工業(HONDA)|一瞬で伝わるキャッチコピーを制作

本田技研工業(HONDA)の採用サイトは「人と挑戦こそがHondaの原動力だ」という一瞬で伝わるキャッチコピーが印象的(2022年12月現在)。採用において「行動力があるか」を重視することを明確にしています。口に出してみたくなる語呂のよさも、相手に印象を与えるポイント。

採用サイトでは動画が活用されています。動画ではHONDAのロゴやバイク、車、社員が映し出され、HONDAならではの演出といえるでしょう。

おしゃれな採用サイト3選

デザイン性に優れた、おしゃれな採用サイトを3つご紹介します。洗練されたデザインのサイトは求職者の応募意欲を高めます。では、それぞれ特徴を解説していきましょう。

Apple|シンプルなモノトーンで洗練されたかっこよさを表現

Appleの採用サイトはクールなモノトーンで構成され、洗練されたかっこよさが表現されています。シンプルなテキストと、質の高いクリエイティブはAppleらしさを演出します。

企業の価値観・ビジネスモデル・事業内容を表現するために「何が必要か」を突きつめたデザインといえるでしょう。サイト内には、あちらこちらにリンゴマークがちりばめられており遊び心も感じさせます。

LINE|おなじみのコーポレートカラーで統一感と親近感を演出

LINEの採用サイトは白黒緑の3色のみで構成されており、おなじみのコーポレートカラーで統一感と親近感を演出しています。「LINE」と聞くと、ほとんどの方が緑色のアイコンをイメージするでしょう。企業のイメージが多くの方に知れ渡っているという強みを活かしています。

「おしゃれさ」を出そうとすると、ついつい何色も使いたくなるもの。しかし無駄なものは省くことが重要です。企業に対して抱いてほしいイメージに合わせて、使用する色を厳選しましょう。

JEM|大迫力のファーストビューを設置

JEMの採用サイトはファーストビューが大迫力。画面いっぱいに映し出される動画は迫力があり、短時間でも印象に残りやすいでしょう。ひと目で企業の雰囲気がわかります。

ファーストビューの「Play」をクリックすると、画面遷移せずにYouTube動画が再生される仕組み。表示する文字やボタンを最低限にすることで動画を目立たせています。目立たせたい伝えたいポイントは文字なのか画像・動画なのか、表示する情報を絞るのが印象を与えるコツです。

おもしろい採用サイト3選

「おもしろい採用サイトの事例を参考にしたい」と考えている方もいるでしょう。最後に「おもしろさ」が突出した採用サイトを3つご紹介します。

おもしろさを追求するあまり、自社のイメージとかけ離れてしまわないように注意が必要。自社に合った表現方法を選んで世界観をアピールしましょう。

トゥモローゲート|まるで映画のオープニングかのようなアレンジ

トゥモローゲートはアレンジの効いたユニークな採用サイトを運営しています。たとえばボタンやフレームは、ゲームや映画を想起させるデザイン。まるで映画のオープニングかのような気分で楽しみながらサイトを閲覧できるので、どんどんサイトをスクロールして先を読みたくなるでしょう。

「ようこそ、ブラックな企業へ。」というキャッチコピーも独創的です。なぜ「ブラックな企業」なのか興味をかき立てられませんか。相手に「なぜ?」と疑問を抱かせることで、企業の印象を強められます。

毎日放送|「推し」をテーマにコンテンツを企画

毎日放送の採用サイトは「推し」をテーマにコンテンツを企画しています。社員と社員の推しを紹介している『推し図鑑』や、5つの質問に答えて自分の推し方を診断できる『推し方診断』など。

「特技・好きなもの・趣味」よりも「推し」と表現するほうが、親しみやすさを感じる若者は多いでしょう。社員に対して親近感を抱くと「この人と一緒に働きたい」という想いが生まれます。そのため新卒採用の場合は、若者にとってなじみ深い言葉を取り入れるのもよいでしょう。

日テレ アックスオン|「お馬鹿度チェック!」で自社とのマッチ度チェック

アックスオンの採用サイトは「お馬鹿度チェック!」で自社とのマッチ度をチェックできるのが特徴的。映像コンテンツを企画・制作する職種ならではのユーモアが感じられます。

一般的な採用サイトにおいて「馬鹿」というワードはあまり使われません。しかし、あえて「馬鹿」と表現して、他社との差別化をはかり企業の世界観をアピールしています。応募者は企業の求める人物像を把握しやすくなり、結果としてミスマッチの防止に繋がるでしょう。

採用サイトで自社の想いを求職者に届けよう

採用サイトでは自社の世界観を表現し、他社との差別化を意識しましょう。新卒採用の場合はトレンドを抑えるのもポイントです。

採用サイトを制作する際は事前に戦略を設計し、コンテンツを決めておくことが重要。そして自社に適した方法で採用サイトを作りましょう。本記事でご紹介した事例を参考にしてみてください。他社サイトを見ていておもしろいと感じたポイントを言語化すると、自社サイトに活かしやすいです。

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