【事例あり】採用ブログとは?始め方や投稿すべきネタ、活用ポイントを解説

採用ブログとは、「人事ブログ」とも呼ばれる自社の採用情報を発信するメディアです。採用サイトや求人広告よりも、自社の魅力を詳細かつ自由に発信できるため、自社にマッチする人材の獲得に繋がりやすくなります。

しかし、採用ブログを始めたいと思っていても、手順や投稿するネタがわからず、何から手をつければいいかわからない担当者も多いのではないでしょうか。

この記事では、自社の求める人材を獲得したい人事に向けて、採用ブログのメリットや始め方、投稿するべきネタ候補、ブログ運営のポイントを解説します。また、人気の採用ブログを5社を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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採用ブログとは?

採用ブログとは、社員が実際に勤務している様子や自社の採用情報、社内イベントなどを発信するメディアを指します。企業の人事・採用担当者が運営する場合が多く、人事ブログと呼ばれることも。

求人サイト・求人広告よりも自由に情報を発信できるため、社内の雰囲気・価値観・理念を伝えやすいでしょう。そのため採用ブログは、自社にマッチする人材を見つけやすい採用活動です。求職者はもちろん、まだ就職・転職活動をはじめていない潜在層にも自社をアピールできます。

採用ブログの目的としては、以下の3つが挙げられます。

  • 自社の認知度を向上させる

  • 求職者の応募動機を形成する

  • ミスマッチを防止する

数ある企業のなかで自社の採用情報を埋もれさせないために、認知度アップは採用活動において重要な課題です。また採用ブログの内容がおもしろければ「この会社で働いてみたい」と考える応募者があらわれるかもしれません。採用ブログは応募者が企業への理解を深めるツールとなり、ミスマッチ防止にもつながります。

採用ブログのメリット

ここでは採用ブログのメリットを3つご紹介します。

  • 採用サイトよりも多くの自社情報を発信できる

  • 自社ブランディングの形成に繋がる

  • 選考・内定辞退を抑制できる

それぞれのメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。

採用サイトよりも多くの自社情報を発信できる

採用ブログは、自社情報をさまざまな手法で自由に発信できます。

外部の採用サイトでは、ある程度テンプレートに沿った採用情報しか掲載できないため、「他の企業との差別化ポイントをアピールできず、応募者が集まらない」とお悩みの人事担当者も多いのではないでしょうか。採用ブログは、他社との差別化を課題として挙げている企業におすすめの採用活動です。

自社のペースで更新頻度を高められるので、トレンドを抑えた発信も可能。市場価値の高い人材はトレンドに敏感であるため、採用ブログは優秀な人材が自社に興味を持つきっかけにもなります。

自社ブランディングの形成に繋がる

採用ブログは自社ブランディングの形成につながります。自社の企業理念・行動規範を継続的に投稿し採用ブログの愛読者を増やせれば、幅広い層に企業の魅力を伝えられるでしょう。

結果として「あの会社で働きたい」という応募者が増え、意欲の高い母集団を形成できます。

選考・内定辞退を抑制できる

選考・内定辞退を抑制できる点も採用ブログのメリットのひとつ。市場価値の高い人材は複数の企業で内定が決まっている可能性もあります。内定者をフォローし継続的に自社の魅力をアピールすることで、内定者の心をつかみましょう。

また採用ブログを通じて社員の働き方・仕事内容をチェックできるため、ミスマッチを防ぎやすいです。「どのような社員がいるのだろう」または「本当にこの会社に就職してよいのか」と、入社前に不安を感じる内定者も多いでしょう。採用ブログは内定確定後から入社までの期間に、内定者が企業の理解を深める機会になります。

採用ブログの始め方

「採用ブログを始めたい」と思っても、何から手をつければよいのかわからない方も多いはず。そこで採用ブログの始め方を、3つのステップに分けて説明します。

  • 担当者を決める

  • ブログの開設方法を選ぶ

  • 発信するテーマを決める

手順を詳しく見ていきましょう。

担当者を決める

最初に採用ブログの担当者を決めましょう。そしてブログで投稿を始める前に、運営体制を整えます。「どれくらいの頻度でブログを更新するのか」や「誰が記事を作成するのか」を考えておいてください。

記事作成の担当に関しては「各部署が順番に受け持つ」または「特定の方が記事作成に関わる」などの方法があります。特定の方だけで運営するよりも、それぞれの部署の方が関わって運営するほうがおすすめです。さまざまな部署が記事を作成すれば、部署ごとの雰囲気や仕事内容を詳しく伝えられるでしょう。

ブログの開設方法を選ぶ

次にブログの開設方法を選びます。開設する方法は「自社サイト内に専用ページをつくる」または「外部ツールを使う」のどちらかです。それぞれのメリット・デメリットを理解して自社に適した方法を選択しましょう。

すでに自社のコーポレートサイトがある場合は、サイト内に専用ページをつくって採用ブログを掲載します。自社の独自性を発信しやすく、採用サイトへの誘導もしやすいでしょう。ただしWordPressなどを使用し、自社でシステムを構築しなければいけません。Webの専門知識が必要となり、コストがかかる点に注意してください。

一方で外部ツールを使えば、サイトを作成するコストがかからずスムーズに投稿を開始できます。中でも近年は「note」を採用ブログとして活用する企業が増えています。noteはプラットフォーム自体の利用者数が多く、検索エンジンからの評価も高いため、自社サイト以上の集客効果が期待できるケースもあります。社風や働く人の魅力をカジュアルに発信しやすく、採用広報の入り口として有力な選択肢といえるでしょう。

発信するテーマを決める

ブログの開設方法を選んだら、発信するテーマを決めます。テーマを決める前には、自社の方針や採用課題を明確にしましょう。

たとえば「ミスマッチによる離職率を改善したい」という課題があるならば、自社の価値観・仕事内容を伝える発信をすべきです。他にも「インターンシップなどのイベントを告知したい」「充実した福利厚生を知ってほしい」など、目的によって投稿の内容はまったく異なります。

採用ブログで投稿するべきネタ候補5選

ここからは採用ブログを運営する際におすすめのネタを5つピックアップします。

  1. 社員インタビュー

  2. 詳細な会社情報

  3.  自社開催イベント

  4. 新入社員の密着レポート

  5. 社員視点で書かれたコラム

おすすめの理由を解説していきましょう。

1. 社員インタビュー

社員インタビューは実際に仕事をしている社員の様子を伝えられるため、おすすめの投稿ネタです。社員インタビューを行うときのポイントは、一貫したテーマを設定すること。企業理念をもとにテーマを考えるとよいでしょう。

インタビュー内容の例をいくつかピックアップします。

  • 入社したきっかけ

  • 仕事内容

  • 業務に関する勉強方法

  • 社内での過ごし方

  • やりがいを感じるとき

  • 大変だったこと

  • 今後の目標

応募者に「自分が入社して働く姿」をイメージしてもらうために、できるだけ具体的な内容を記載してください。たとえば社員の勉強方法がわかると「入社後どのように成長するのか」が想像しやすいです。また勉強方法は未経験者・他業界からの転職者に有益な情報と捉えられるでしょう。

2. 詳細な会社情報

詳細な会社情報は、自社を知ってもらうために欠かせません。経営トップや役員に話を伺い「経営方針・事業戦略」をまとめてください。採用ブログだからこそ、なぜ今の方針に至ったのかという背景事情まで詳しく記載できます。インタビューや対談形式にすると、読みやすい記事になるでしょう。

「社風・企業文化」を伝えることも重要。社員にアンケートを取ったり、人事担当者がコラムを書いたりすると職場のリアルを伝えやすいです。さらに「自社製品やサービスの紹介」は求職者以外にも需要のある記事になります。製品・サービスの誕生秘話や開発で苦労したエピソードなどを書くのもおすすめです。

3. 自社開催イベント

自社で開催したイベントのレポートを投稿するのもおすすめ。イベントに参加しなかった方にも内容が伝わるように書きましょう。イベントレポートで書くべき主な項目は、以下の通りです。

  • イベント情報(全体の流れ、登壇者プロフィール)

  • イベント内容(発表内容、展示スペース)

  • 参加者の声

  • 関連情報(次回イベントの告知、SNSアカウント)

  • イベント写真

イベントの写真はイベント後に「全体の写真を撮っていなかった」と後悔しないよう、事前に準備しておきましょう。全体の写真や参加者の様子など撮りたい写真をあらかじめイメージしておくと、イベント当日にスムーズに撮影できます。

4. 新入社員の密着レポート

新卒採用を検討している場合は、新入社員に密着したレポートを掲載するのもよいでしょう。例としては約1年間新入社員に密着し、入社初期から研修期間、本配属までを時系列順にまとめた記事が考えられます。リアルタイムで発信するために、数ヶ月単位で更新しましょう。

密着レポートを特に読んでほしいターゲットは「来年新卒入社が決まっている内定者」や「新卒入社を考えている方」です。ターゲットがどのような情報を知りたがっているのかを考えながら作成してみてください。

5. 社員視点で書かれたコラム

5つ目の投稿するべきネタ候補は、社員視点で書かれたコラムです。運営担当者だけが記事を作成していると、偏った内容になる可能性が高くなってしまいます。リレー形式でさまざまな部署の方がブログを更新する手法がおすすめ。各部署の仕事内容・特徴や社員の個性が伝わるような、おもしろみのある記事になるでしょう。

ただし投稿する前には企業が発信する情報として成り立っているか・有益な内容になっているかをチェックしておく必要があります。事前に書くテーマや記事構成、文字数などを統一しておきましょう。

採用ブログを有効に活用するポイント

「どのようにすれば採用ブログを有効に活用できるのか」を知りたい方に向けて、採用ブログにおいて抑えておくべきポイントを3つご紹介します。

  • 毎日更新する

  • 他の社員からもネタを提供してもらう

  • ブログ運営の長期的な目標を設定する

それぞれのポイントについて詳しく説明していきましょう。

毎日更新する

採用ブログは継続的に更新されることがポイントなので、毎日更新するのが理想的です。ただしスピードを意識しすぎて、質が低い記事を投稿しないように注意しましょう。企業のイメージダウンにもつながりかねません。

毎日更新が困難な場合は、週に2〜3回の更新でもよいでしょう。週に数回更新する際のポイントは更新する曜日を決めること。更新する曜日が決まっていると、読者に定期的にブログをチェックしてもらいやすいです。

他の社員からもネタを提供してもらう

採用ブログの担当者でない社員からもネタを提供してもらいましょう。一部の人間だけで記事を作成していると、どうしても内容がワンパターンになりがちです。

まずは社員の協力を得るために「現在採用ブログを運営しており、採用ブログのネタを募集している」という現状を全社員に周知しておくことも大切。そしてネタ出し会議を設定し、できるだけ各部署の方に参加してもらいます。また社員の日報や会議の議事録をチェックすると、いつもと違うアイディアが浮かぶかもしれません。

ブログ運営の長期的な目標を設定する

採用ブログを運営する際は、長期的な目標を設定しましょう。ブログを始めても、すぐに採用課題が改善されるわけではありません。長期的な目線でKPI(重要業績評価指標)やKGI(重要目標達成指標)を設定し、ブログの効果をできるだけ数値化して検証してみてください。目標の例をいくつかご紹介します。

  • 採用ブログのPV数

  • 採用ブログ経由の応募者数

  • 内定承諾率

  • 早期離職率

ブログ運営には時間もコストもかかるもの。なぜブログを運営しているのか、目的を意識しながら取り組みましょう。

人気の採用ブログ事例5選

最後に、人気の採用ブログ事例を5社ご紹介します。

  1. freee|幅広いテーマで働くイメージを伝える

  2. マネーフォワード|入社後の姿を具体的に想像しやすい

  3. チームラボ|仕事の中身や制作の裏側まで深く伝える

  4. KPMGコンサルティング|キャリアや成長のイメージを描きやすい

  5. セーフィー|親しみやすく会社の雰囲気を伝える

では各ブログの特徴を解説していきます。自社でブログを運営する前に、ぜひご参照ください。

1. freee|幅広いテーマで働くイメージを伝える

freeeは、会計・人事労務などのバックオフィス業務を支援するクラウドサービスを提供する企業です。採用ブログでは、採用情報だけでなく、イベントレポートや社内のできごと、メンバーインタビューまで幅広く発信しています。事業・組織・人を立体的に理解しやすく、候補者が入社後の働くイメージを持ちやすい点が魅力です。

2. マネーフォワード|「入社後の姿」を具体的に想像しやすい

マネーフォワードは、家計簿サービスや法人向けバックオフィスSaaSを展開する企業です。採用ブログ「タイムズマネフォ」では、メンバーの1日や職種ごとの働き方などを発信しており、実際の仕事のイメージを具体的に伝えています。会社紹介にとどまらず、働く人を主役にして入社後の姿を想像しやすくしている点が特徴です。

3. チームラボ|仕事の中身や制作の裏側まで深く伝える

チームラボは、デジタル技術を活用したアートやプロダクト、ソリューションを手がける企業です。採用ブログでは、メンバー紹介や担当業務、プロジェクト制作の裏側などを発信し、仕事の中身まで丁寧に伝えています。どのような人がどんな価値を生み出しているのかがわかりやすく、専門性の高い仕事の魅力を伝える事例として参考になります。

4. KPMGコンサルティング|キャリアや成長のイメージを描きやすい

KPMGコンサルティングは、戦略立案から業務改革、IT活用まで幅広い変革支援を行うコンサルティングファームです。採用ブログでは、仕事、働き方、キャリア、カルチャーなどをテーマに、多様な立場の社員が情報を発信しています。会社の特徴だけでなく、どのように成長できるのかまで伝えており、候補者が将来像を描きやすい点が強みです。

5. セーフィー|noteを活用して親しみやすく発信

セーフィーは、クラウド録画サービスを中心に映像活用のプラットフォームを提供する企業です。公式noteでは「セーフィーで働く人たち」などの企画を通じて、社員インタビューや入社理由、仕事の魅力を発信しています。外部ツールを活用しながら、働く人の言葉を軸に会社の雰囲気や価値観を自然に伝えている点が特徴です。

採用ブログに関するよくある質問

採用ブログの立ち上げ初期や運用中によく寄せられる、代表的な3つの疑問にお答えします。

採用ブログはどのくらいの頻度で更新すべきですか?

理想は週1本以上の更新ですが、無理に量を追うよりも「月2〜4本を継続する」ことのほうが重要です。

検索エンジンはサイトの更新頻度と継続性を評価するため、不定期にまとめて公開するよりも、一定のペースで記事を積み上げるほうがSEO上も有利に働きます。まずは月2本からスタートし、運用が安定してきたら本数を増やしていくのが現実的な進め方です。社内の繁忙期や採用シーズンに合わせて、あらかじめ3か月分の更新カレンダーを組んでおくと、ネタ切れや更新停止を防ぎやすくなります。

社内にライターがいない場合どうしたらいいですか?

社内にライターがいない場合は、採用担当者だけで抱え込まず、外部パートナーと役割分担しながら進める方法があります。

採用ブログで成果を出すには、執筆だけでなく、採用戦略の整理やペルソナ設計、発信テーマの企画、継続できる体制づくりまで含めて考えることが大切です。

トラックレコードでは、採用戦略設計から採用サイト制作、採用ブログ立ち上げ、記事制作まで一貫して支援しているため、社内リソースが限られている場合でも運用を進めやすくなります。

採用ブログで企業の魅力を伝え認知拡大につなげよう

採用ブログは、単に情報を発信するための施策ではありません。自社の魅力や価値観、働く人のリアルを継続的に届けることで、企業理解を深め、応募意欲を高め、ミスマッチの防止にもつながる採用施策です。

一方で、成果につなげるには、記事を書くこと自体ではなく、「誰に何を届けるか」という設計や、採用サイト・スカウト・ナーチャリング施策まで含めた全体設計が欠かせません。

トラックレコードでは、採用戦略設計からペルソナ作成、採用サイト制作、採用ブログ立ち上げ、記事制作、運用改善まで一貫して支援しています。採用ブログを含めた採用広報全体を見直したい方は、ぜひお問い合わせください。

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