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「現場のエンジニアに面接を任せているけれど、評価が人によってバラバラ」
「技術力は確認できても、カルチャーフィットまで見極められているか不安」など
エンジニア採用の面接で、こうしたモヤモヤを感じている担当者の方は多いのではないでしょうか。
特に生成AIの登場で求められるスキルが変わりつつある今、面接で聞くべき内容もアップデートが必要になってきています。
この記事では、エンジニア採用の面接で使える質問をカテゴリ別・職種別に紹介します。面接の質を高めたい採用担当者の方は、ぜひ参考にしてください。


エンジニア採用では、スキルや経験の有無だけでなく、実務でどのように力を発揮できるかまで見極める必要があります。ただ、職務経歴書やポートフォリオだけで分かることには限りがあります。だからこそ、面接で何をどう聞くかを事前に整理しておくことが重要です。
マイナビの「中途採用状況調査2025年版」でも、職種別の正社員人材の不足感が高い職種で「ITエンジニア」が3年連続トップとなり、2024年には47.3%の企業が不足を感じていると報告されています。採用が難しい職種だからこそ、限られた面接時間で必要な情報を引き出す設計が欠かせません。

引用:マイナビ「中途採用状況調査2025年版」
ここでは、エンジニア採用では面接質問の設計が重要な理由を3つの観点から解説します。
エンジニア採用では、職務経歴書に「Pythonで開発経験あり」「AWS運用経験あり」と書かれていても、それだけで実力を判断するのは危険です。同じ「経験あり」でも、設計から実装まで主体的に担っていた人と、一部機能の改修を担当していた人では、実務で任せられる範囲が大きく異なります。
そのため、過去に成果を出した人かどうかだけでなく、自社でも同じように成果を出せそうかを判断するために質問の設計が重要になります。
面接で十分に情報を引き出せないと、入社後に認識のずれが表面化しやすくなります。エンジニア採用の現場でも、「スキルは申し分なかったのに、入社後に期待していた動き方をしてくれない」というミスマッチはしばしば起こります。
原因の多くは、技術力の確認に偏りすぎて、働き方の価値観やチームとの相性、キャリアプランのすり合わせが不足していることにあります。
面接の質問を設計する際は、技術面だけでなく、仕事の進め方や意思決定スタイル、志望動機や転職理由の背景まで含めて聞けるよう、あらかじめ観点を整理しておくことが重要です。
エンジニア採用でよくある課題のひとつが、人事と現場で「良い候補者」の定義がずれることです。
人事はコミュニケーションのしやすさや志望動機の納得感を重視し、現場は技術力や設計力、レビュー耐性を重視することが多いため、評価軸がそろっていないと判断がばらつきます。
これを防ぐには、面接前の段階で「どの面接で何を確認するか」を明確にしておくことが大切です。さらに、各質問に対して「何を見極めるのか」「どんな回答なら評価できるのか」をあらかじめそろえておくと、面接官ごとの主観を減らせます。
面接の属人化を防ぎ、採用の再現性を高めるうえでも、質問設計は欠かせないポイントです。

ここからは、エンジニア面接で実際に使える質問を目的別に整理していきます。大切なのは、質問をただ並べることではなく、「何を見極めたいのか」を意識して使い分けることです。
ここでは、アイスブレイクから困難への向き合い方まで、8つのカテゴリ別に実務で使える質問を紹介します。
自社の面接設計に合わせて、必要な質問をピックアップしてご活用ください。
アイスブレイクや導入で使いやすい質問
これまでの経験や担当業務に関する質問
技術力や開発経験を確認する質問
志望動機や転職理由を確認する質問
思考プロセスや課題解決力を確認する質問
失敗やトラブルからの学び・改善力を確認する質問
仕事に対する考え方や価値観を確認する質問
チーム開発や組織での役割意識を確認する質問
面接冒頭は、候補者の緊張をほぐしつつ、本音を引き出しやすい雰囲気をつくる時間です。
いきなり技術的な深掘りに入るのではなく、カジュアルな話題から入ることで、その後の質問への回答も自然で具体性のあるものになります。
<質問例> |
|---|
本日はどのようにお越しいただきましたか?
これまでのキャリアを簡単にご紹介いただけますか?
エンジニアを目指したきっかけを教えてください。
最近注目している技術やトレンドはありますか?
直近で学んでいることや、取り組んでいる勉強はありますか?
普段よく読んでいる技術ブログや書籍はありますか?
休日はどのように過ごされることが多いですか?
当社のことを知ったきっかけを教えてください。
<評価ポイント> |
|---|
ここで確認したいのは技術力そのものよりも、話し方の落ち着きや自己開示の姿勢、技術に対する温度感です。
リラックスして話せる候補者ほど、後半の深掘り質問でも本質的な回答が引き出しやすくなります。
過去の経験を聞く質問は、もっとも基本でありながら、見極めの差が出やすいパートです。
職務経歴書に書かれている内容をなぞるだけではなく、担当範囲や意思決定への関わり方まで確認することで、実務での再現性が見えてきます。
<質問例> |
|---|
直近のプロジェクトで担当した業務と役割を教えてください。
チーム構成と、その中でのあなたのポジションを教えてください。
ご自身が主導して進めた業務があれば教えてください。
どのような開発手法(ウォーターフォール/アジャイル等)で進めていましたか?
プロジェクトでの成果を、数字や具体例で教えてください。
業務のなかで工夫して改善した点はありますか?
担当していた業務のうち、得意だったこと・苦手だったことは何ですか?
これまでで一番印象に残っているプロジェクトは何ですか?
<評価ポイント> |
|---|
本人の裁量範囲と意思決定の深さを確認するのが目的です。
「〜を担当した」という表現の裏側を掘り下げ、実装だけだったのか、設計やレビューにも関わっていたのかまで丁寧に確認しましょう。
技術力の確認では、知識の広さよりも「なぜその技術を選んだか」「どう使いこなしているか」に踏み込むことが重要です。
GitHubやポートフォリオを事前に確認し、具体的なコードに触れながら質問するとより解像度が上がります。
<質問例> |
|---|
使用経験のある言語・フレームワークと、それぞれの習熟度を教えてください。
直近で一番難しかった技術的課題は何でしたか?
その技術を選んだ理由と、他に検討した選択肢はありますか?
設計フェーズでどこまで関わった経験がありますか?
コードレビューで意識していることは何ですか?
テストコードをどの程度書いていましたか?
GitHubやポートフォリオで特に見てほしい箇所はありますか?
新しい技術をキャッチアップする際の方法を教えてください。
<評価ポイント> |
|---|
技術名を列挙するだけで終わる候補者と、選定理由やトレードオフまで語れる候補者では、実務での応用力が大きく異なります。判断の背景まで引き出せる質問を意識しましょう。
志望動機や転職理由は定番の質問ですが、一問一答で終わらせずに深掘りが欠かせません。
現職への不満だけで動いているのか、中長期のキャリアを見据えた選択なのかで、入社後の定着率は大きく変わります。
<質問例> |
|---|
なぜ今のタイミングで転職を考えたのですか?
現職で感じている課題や不満があれば教えてください。
当社に興味を持ったきっかけは何ですか?
当社のどのような点に魅力を感じていますか?
他に選考を受けている企業や業界はありますか?
入社後、どのようなポジションで活躍したいですか?
5年後・10年後のキャリアプランを教えてください。
当社で実現したいことがあれば具体的に教えてください。
<評価ポイント> |
|---|
転職理由と志望動機に一貫性があるかが重要な判断軸です。
現職の不満を「なぜ自社なら解消できるのか」まで語れる候補者は、自身のキャリアを主体的に設計できている可能性が高いといえます。

技術力と同じくらい重要なのが、想定外の課題に直面したときの思考プロセスです。
答えの正解・不正解よりも、情報をどう整理し、仮説を立て、意思決定まで持っていくかという「考え方の筋道」を見るのがポイントになります。
<質問例> |
|---|
過去に原因の特定が難しいバグに遭遇したとき、どのように切り分けましたか。
仕様が曖昧なタスクを任された場合、どこから整理しますか。
パフォーマンスの問題が起きたとき、どのような順番で改善を進めますか。
技術選定で意見が割れた際、何を基準に判断しますか。
複数の選択肢がある中で、最終的にどう意思決定した経験がありますか。
想定外の課題が発生したとき、まず何を確認しますか。
問題解決を進めるうえで、普段意識している考え方や手順はありますか。
過去に難しい技術課題を乗り越えた経験があれば、どのように進めたか教えてください。
<評価ポイント> |
|---|
仮説を立て、情報を整理し、判断に至るまでの流れを言語化できるかを見ます。
経験したことのある技術だけでなく、経験のない領域でも筋道を立てて考えられる人は、新しい環境でも活躍しやすい傾向があります。
表面的な正解を答えようとする姿勢よりも、「なぜそう考えたのか」を自分の言葉で説明できるかが重要です。
エンジニア採用では、「思考の深さ」だけでなく、ストレス耐性というより、困難を経験として次に活かせるタイプかどうかも問われます。
<質問例> |
|---|
これまでで一番大きな失敗経験と、そこから学んだことを教えてください。
本番障害や重大なトラブルのあと、再発防止のためにどんな対応をしましたか。
納期に遅れそうになった経験があれば、そのときどう立て直しましたか。
上司や同僚と認識がずれた経験と、その後の改善策を教えてください。
実力不足を感じた場面で、その後どのようにキャッチアップしましたか。
フィードバックを受けて、自分のやり方を変えた経験はありますか。
プロジェクトがうまく進まなかったとき、何を振り返り、次にどう活かしましたか。
失敗を繰り返さないために、普段から意識している工夫はありますか。
<評価ポイント> |
|---|
この質問では、失敗そのものの大きさではなく、その経験をどう受け止め、どのように次に活かすかが大切です。
失敗を他責にしていないか、ひとりで抱え込まずに周囲を巻き込めるか、再発防止の仕組み化まで考えられているかに注目します。
「当時の自分に戻れるならどうするか」と追加で聞くと、学びの深さと内省の質がより鮮明に見えてきます。
スキルが揃っていても、価値観が自社の開発文化と噛み合わなければ、入社後に活躍しづらくなります。
このカテゴリでは、仕事観やモチベーションの源泉を探ることで、カルチャーフィットを確認します。
<質問例> |
|---|
エンジニアとして働くうえで大事にしていることは何ですか?
品質とスピード、どちらを優先しますか?その理由は?
どのような状態のときに一番パフォーマンスが出ますか?
良いエンジニアとはどんな人だと思いますか?
仕事をしていてやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
技術と事業、どちらに強い関心がありますか?
理想のチームや働き方はどのようなものですか?
これからキャリアで挑戦したいことはありますか?
<評価ポイント> |
|---|
品質重視か、スピード重視か。自走型か、伴走型か。
どちらが正解という話ではなく、自社の開発スタイルと相性が良いかを見る観点で聞くのがコツです。
アジャイル開発やリモートワークが前提の現場では、一人で完結するスキル以上に、チームで成果を出す力が重要になります。
チームでの協働の進め方や情報共有の姿勢を具体的なエピソードから確認していきましょう。
<質問例> |
|---|
チーム内で意見が割れたとき、どう合意形成していきますか?
後輩やメンバーに技術を教える際、意識していることはありますか?
レビューで厳しい指摘を受けたとき、どう受け止めていますか?
プロダクトマネージャーやデザイナーとの連携で工夫していることはありますか?
チームに新しく入ったとき、まず何から始めますか?
自分の役割を超えて動いた経験があれば教えてください。
リモート環境での情報共有で工夫していることはありますか?
チーム内で孤立しそうなメンバーがいたら、どう対応しますか?
<評価ポイント> |
|---|
役割を固定せず、状況に応じて動ける柔軟性があるかを見ます。
とくにリモート前提の組織では、口頭で補足しなくても、チャットやドキュメントで状況や考えを整理して共有できるかどうかが、入社後に円滑に業務を進められるかを左右します。

ここまで見てきたカテゴリ別の質問は、どのITエンジニア職種にも使いやすい共通項目です。
ただ、実際の採用現場では、職種ごとに確認したい観点が少しずつ変わります。
職種ごとに踏み込んだ技術質問を用意しておくと、候補者の専門性をより正確に判断できます。
ここでは、採用ニーズの高いバックエンド、フロントエンド、インフラ・SREの3職種について、面接でよく使われる質問と見極めポイントを整理します。
バックエンドエンジニアには、データベース設計やAPI設計、パフォーマンスチューニングといった、システムの土台を支えるスキルが求められます。
単に言語の経験だけでなく、設計判断の背景やスケーラビリティへの意識を確認することが重要です。
<質問例> |
|---|
使用経験のあるバックエンド言語・フレームワークと、それぞれの習熟度を教えてください。
データベース設計で意識しているポイントは何ですか?
API設計で重視していることを教えてください。RESTとGraphQLの使い分けについての考えもあれば聞かせてください。
パフォーマンス問題に直面した際、どのように原因を特定し改善しましたか?
トランザクション管理や排他制御で苦労した経験はありますか?
マイクロサービスとモノリスのメリット・デメリットをどう考えていますか?
セキュリティ観点で普段から気をつけていることはありますか?
テスト設計やCI/CDの構築にどこまで関わってきましたか?
<評価ポイント> |
|---|
技術名の知識ではなく、「なぜその設計にしたのか」「他にどんな選択肢があったのか」を語れるかが重要です。
トレードオフを踏まえて判断できるエンジニアは、未知の要件にも柔軟に対応できる可能性が高いといえます。
フロントエンドエンジニアには、UI/UXへの理解と、パフォーマンス・保守性を両立させる設計力が求められます。
近年はReactやVue.jsなどのフレームワーク経験に加え、状態管理やアクセシビリティを考慮した設計・実装力も重要な評価軸となっています。
<質問例> |
|---|
使用経験のあるフロントエンドフレームワークと、それぞれの習熟度を教えてください。
状態管理(Redux、Zustand、Piniaなど)の使い分けについての考えを聞かせてください。
パフォーマンス最適化で意識していることは何ですか?
コンポーネント設計で重視しているポイントを教えてください。
デザイナーやプロダクトマネージャーとの連携で工夫していることはありますか?
アクセシビリティやUXへの配慮で意識していることは何ですか?
レスポンシブ対応やブラウザ互換性で苦労した経験を教えてください。
フロントエンドのテスト設計について、どのような方針で取り組んでいますか?
<評価ポイント> |
|---|
技術実装力だけでなく、ユーザー体験や他職種との協働姿勢を確認することがポイントです。
「なぜその設計を選んだか」を、UXやチーム連携の視点から語れるかを見ると、実務での活躍イメージがつかみやすくなります。
インフラ・SREエンジニアには、システムの信頼性と安定稼働を支える幅広いスキルが求められます。
クラウド、コンテナ、監視、障害対応など、領域が広い分、どの分野にどれだけ深く関わってきたかを丁寧に確認することが必要です。
<質問例> |
|---|
使用経験のあるクラウドサービス(AWS、GCP、Azureなど)と、担当していた領域を教えてください。
Kubernetesやコンテナオーケストレーションの運用経験はどの程度ありますか?
IaC(Terraform、CloudFormationなど)の設計・運用経験を教えてください。
監視・アラート設計で意識しているポイントは何ですか?
本番障害対応の経験と、その際の行動を具体的に教えてください。
SLOやSLIの設計に関わった経験はありますか?
セキュリティやコンプライアンス対応で取り組んだ経験を教えてください。
開発チームとの連携で工夫していること、DevOps推進の経験はありますか?
<評価ポイント> |
|---|
障害対応の経験を聞く際は、「何が起きたか」だけでなく、「どう初動を取り、どう再発防止につなげたか」まで掘り下げることが重要です。
トラブルを個人の経験で終わらせず、チームや仕組みに還元できる人ほど、SREとしての活躍余地が大きくなります。

生成AIの普及によって、エンジニアの働き方は大きく変わっています。
2026年に公開された調査でも、開発現場でAIツールの活用はすでに一般化しており、JetBrains(開発者ツール業界の大手企業)の調査によると、2026年1月時点で世界の開発者の74%がAIコーディング支援ツールなどの専用AI開発ツールを導入済みとされています。

出典:Which AI Coding Tools Do Developers Actually Use at Work?
さらに、DORA(Google Cloudが運営するソフトウェア開発研究プログラム)も、AIは開発の初速を上げる一方で、検証負荷や品質管理の難しさを生むと指摘しています。
つまり、いまの技術面接では「生成AIを使っているか」だけでなく、
「どこで使い、どこで使わないか」「出力をどう評価しているか」まで確認することが重要です。
ここでは、生成AIの活用状況・コード品質の判断力・思考力や設計力という3つの切り口から解説します。
まず確認したいのは、候補者が生成AIを日常的にどう使いこなしているかです。
単に「使っている・使っていない」だけでなく、どの場面で、どんな使い分けをしているかまで掘り下げると、実務での活用レベルが見えてきます。
<質問例> |
|---|
普段の業務で、生成AIをどのように活用していますか?
Claude CodeやGitHub Copilotなど、使っているAIツールと使い分けの基準を教えてください。
AIを使って効率化できた具体的な業務や、逆に使わないほうがよいと判断した場面はありますか?
プロンプト設計で意識していることや、自分なりの工夫があれば教えてください。
<評価ポイント> |
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「とりあえず使っている」レベルなのか、「目的に応じて使い分けている」レベルなのかで、実務での生産性は大きく変わります。
使わない判断ができる候補者は、AIの限界を理解したうえで活用できる人材といえるため、むしろ評価したいポイントです。
生成AIが書いたコードをそのまま本番に載せてしまう事故は、現場でも問題になり始めています。
AIの出力を検証し、品質や安全性を担保できるかどうかは、AI時代のエンジニアに欠かせない基礎力です。
<質問例> |
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AIが出力したコードをレビューする際、どんな観点でチェックしていますか?
AI生成コードに潜みやすいバグや脆弱性について、意識していることはありますか?
ライセンスや機密情報の観点で、生成AI利用時に気をつけていることを教えてください。
AIが提案した設計や実装方針に違和感を覚えたとき、どう判断しますか?
<評価ポイント> |
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AIの出力を鵜呑みにせず、自分の知識と照らし合わせて検証できるかが重要です。
セキュリティやライセンスへの感度を持ち、リスクを言語化できる候補者は、AI活用が進む現場でも安心して任せられる存在になります。
AIがコードを書ける時代だからこそ、「何を作るか」「どう設計するか」を決める力が、人間のエンジニアに強く求められるようになっています。
要件定義力や全体設計力は、今後さらに差がつく領域です。
<質問例> |
|---|
AIにできない、エンジニアとしての価値はどこにあると考えていますか?
曖昧な要件から仕様を固めていく際、どんなプロセスを踏んでいますか?
AIを使った開発が当たり前になるなかで、自身がキャッチアップしていきたい領域はありますか?
AI時代に向けて、チームや組織としてどう変わっていくべきだと考えますか?
<評価ポイント> |
|---|
自分の言葉で「AI時代におけるエンジニアの価値」を語れるかが、この質問群の最大のチェック項目です。
コードを書く作業量ではなく、要件定義・設計・意思決定といった上流工程に自分の強みを置けている候補者は、AI時代の変化にも主体的に適応できる可能性が高いといえます。


ここでは、エンジニア採用の面接質問について、採用担当者からよく寄せられる疑問を3つ取り上げて解説します。
面接設計を見直す際のチェックポイントとしてご活用ください。
逆質問からは、候補者が転職先選びで何を重視しているかをある程度読み取れます。
ただし、質問の数や鋭さではなく、何に関心を持っているかを見ることが大切です。
開発体制、レビュー文化、技術選定、評価制度などを聞く候補者は、入社後の働き方を具体的にイメージしようとしている可能性があります
条件面中心の質問でも、一次面接段階では情報収集中のケースも多く、それだけで志望度は判断できません
逆質問は合否の減点材料ではなく、志向性や判断軸を補足的に把握する場として使うのが自然です。
企業側も実態に沿って答えることで、入社後の認識ずれを防げます。
技術面接は「実務での再現性」を見る場、人事面接は「入社後の相性と継続性」を見る場です。
この役割を分けておくと、質問の重複や評価のぶれを防ぎやすくなります。
面接の種類 | 確認事項 | 見極めポイント |
|---|---|---|
人事面接 | ・ 転職理由 | ・判断軸に一貫性があるか |
技術面接 | ・実務経験 | ・経験を具体的に説明できるか |
<両面接に共通して見るポイント>
コミュニケーションの取り方
受け答えの整理力
質問への向き合い方
話し方の上手さより、必要な情報を整理して伝えられるかが大切です。
エンジニア採用では、質問の質がそのまま採用の質に直結します。
カテゴリ別・職種別・AI時代の3つの軸で整理しておけば、「何を聞くか」ではなく「何を見極めたいか」を起点に面接を設計できる状態に近づきます。
とはいえ、要件の言語化や人事と現場の評価軸のすり合わせは、現場だけで進めるのが難しい領域でもあります。
トラックレコードでは、エンジニア採用に特化した支援実績をもとに、面接設計から要件定義、スカウト、採用広報までを一貫してサポートしています。
「面接で何を聞けばいいかが曖昧」「人事と現場の連携がうまくいかない」
「ミスマッチを減らして定着率を高めたい」といったお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
自社に合った面接設計のヒントが、きっと見つかるはずです。

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