【ラクスル】事業力×プロダクト開発力の「エンジニアとして掛け算の成長」ができる開発チーム 

今回は印刷、物流、広告事業などBtoB向けのプラットフォーム事業を展開するラクスル株式会社を紹介します。

テレビCMでの印刷サービスのイメージが強いラクスルですが、その実態としてはまるでBtoBのスタートアップスタジオのように、市場規模の大きな産業へチャレンジする複数の事業を展開しています。多様なフェーズ、業界があるから、エンジニアとしてのキャリアポジションもミニCTOからテックリードまで複数あります。

この記事では、ラクスルが展開する事業と開発体制、開発文化、ラクスルでのポジションや成長機会について解説していきます。

今回インタビューに答えて頂いたのはHead of Engineeringの二串さんです。

目次

1.会社とプロダクトについて

会社の歴史とプロダクト、実績や今後の展開などについて紹介していきます。

ラクスル株式会社

設立:2009年
売上:171億6,800万円
社員数:297名(2020年1月末時点)
所在地:東京都品川区上大崎2-24-9 アイケイビル1F
URL:
https://corp.raksul.com/
raksul’s
Engineer blog:https://tech.raksul.com/

2013、2015、2018年とサービスリリース

ラクスルは2009年にA.T.カーニー出身の松本氏が創業。「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」という企業ビジョンのもと、デジタル化が進んでいない伝統的な業界をインターネットによって効率化し、既存の産業構造に変革をもたらすとして、現在は3つの事業を展開しています。

事業1.印刷サービスのラクスル

「印刷EC」としてだけではなく、印刷産業と周辺領域である集客支援事業など印刷から集客まで一気通貫したサービスを展開。ノベルティや折込やDMなど「事業内スタートアップ的」な事業も行なっている。

事業2.物流事業のハコベル

物流版Uberとして荷主とドライバーをマッチングするマーケットプレイス「ハコベルカーゴ」と、一般貨物の物流事業者向けSaaS「ハコベルコネクト」という、物流というバーティカルなマーケットで2つの事業を展開

事業3.TVCMの制作・放映・分析

ラクスルが自社で投資を続けてきたテレビCMの運用ノウハウを活かし、制作支援に加えて、テレビCMの空き在庫を可視化し、スポットで購入できるプラットフォームを提供。さらに、効果を可視化し検証を行うサービスも提供している。

バーティカルSaaSとしての展開も検討

IR資料としても開示しているように、印刷、物流、広告のマーケットプレイスなどの既存事業に加えて、それぞれの事業領域に対するSaaS事業の展開にも取り組んでいる。

業界構造を理解し、業界のペインも理解した上で、より深くペインをついたサービス開発に挑む姿勢は、BtoBスタートアップの集合体とも言える。

IR資料より抜粋

3つの事業以外にも参入を検討している

また現在の印刷、広告、物流の3産業にとどまらず、数兆円の市場規模をもち、大きな課題を抱える産業への参入にも今後挑戦をしていきたいと考えている。このように、0-1、1−10、10-100のそれぞれのフェーズの事業に関われる機会をもつ、その事業と規模の幅がラクスルの強い魅力の一つだ。

事業だけではない。テクノロジーによる挑戦も

トランザクションとオペレーションで発生する負をテクノロジーの力によってなめらかにする半自動化に挑戦。事業的な意味での幅の魅力はもちろんだが、技術的な深み、という観点でもチャレンジグな環境。

会社紹介資料より半自動化挑戦のスライド抜粋

2.開発チームについて

開発体制、開発文化、開発的なチャレンジなどについて紹介していきます。

12スクラムの開発チーム

合計で50名近いエンジニアチームが12スクラムにわかれるチーム構成。
スクラム内には、プロダクトマネージャー、テックリード、サーバーサイド、フロントのメンバーによる構成(チーム内人数はスクラムによって変動)となっている。
このスクラムにエンジニアリングマネージャーが横串でアサインされ、ピープルマネジメント、メンバー評価などの役割を人っている。

またベトナムに開発拠点があり、現地のメンバーと直接英語でコミュニケーション取りながら開発も進めている。

Ruby中心、一部Goによる開発も

元々PHPで書かれたシステムがあり、今も動いている状態ですが、3年前からリビルド(技術的負債対応)のプロジェクトを開始し、現在はRubyでの開発を中心としている。また一部のスクラムではGoによる開発も実施。

技術選定の方針としては、特定の技術領域にフォーカスすることはなく、「現有戦力で成果を最大化できる」ことを踏まえた意思決定をしている。

それは単純に狭義の意味でのコスト対効果ということではなく、現場エンジニアの技術的モチベーションなども考慮して、総合的かつ広義な意味でのコスト対効果を最大化できる意思決定をしている。

洗練された開発環境

高度なスクラム開発を実践している。また技術的負債への投資も十分に行っており、開発効率の最大化にリソースをさいている。

【補足】

  • 開発スタイルは100%アジャイルで実施ししている。またチームによっては海外拠点ともデイリーでコミュニケーションを行っている(もちろん英語で)

  • サーバーサイドはユニットテストを十分に記述、E2EテストもTestCafeを利用し重要機能だけ書いている、フロントはそこまでやっていない

  • Circle CIベース、deployはchatopsで数分程度、毎日リリースを行っている

  • レビューのコストの高さを減らすためや、ドメイン知識を多く必要とするプロダクトのオンボーディングをスムーズにするべく、ペアプロ・モブプロも積極的に取り入れて実践している

  • 企画決定は、BizDevドリブンですすめることが多い。SoRの領域においてはエンジニアドリブンですすめるプロジェクトもあり

  • 技術負債には経営レイヤーの理解が深く、短期でROIを追わないことを決めており、30%程度のリソースをさいている。

開発チームの中の様子

振り返り会はいつもビールを飲みながら

振り返り会のための備忘用チャンネル

プロダクトファーストな開発文化

なによりもプロダクトとしての成功を強く重視しており、そのために必要な環境や働き方などを短期視点だけではなく、中長期的視点で投資している。

技術的なインプットやアウトプットの場も重視している。例えば、普段の開発を止め、チームにわかれてプロトタイプ開発に挑むハッカソン「Raksul Hack Week」や、毎週1回、社内有志によるLTイベントなども開催している。

また、海外(現在はおもにベトナム)の開発チームとスクラムを組むシーンも発生しており、英語力の向上が開発の生産性最大化につながることから、フルタイムの英語講師も在籍しており、語学力の向上のためのスキルアップ環境なども充実している。

HackWeekの様子

HackWeekでのチームでの開発・議論の様子

HackWeek開催中のSlackでのやりとり

独自のインセンティブ制度「RS」とは?

年に一度、賞与として株の付与があり(Restricted Stock)では、成果を出した一部の人に対しては、大きなインセンティを提供できる仕組みなども用意している。実際に直近実績では、対象者には、1人頭平均で当時株価で250万円相当が付与されている。

3.求めているポジションと成長機会について

ここからは、記載時点(2020年4月時点)で募集中のポジションと期待値やそこで得られる機会について紹介していきます。

いま求めているのは、このポジション

Engineering Managerポジションは、開発組織の生産力の維持・向上のために、メンバーの能力の向上、メンバーのモチベーションの向上、リテンションの向上を担うメンバー。メンバーの生産性や、動き方に着目し、人や組織に関係した課題設定と解決を行う。またプレイヤーとしても開発に入り現場目線で課題解像度を高め、メンバーの開発活動を下支えする役割を担う。

テックリード経験者が更にステップアップするポジションの1つ。この役割を担うことで、個やチームでのインパクトから組織としてのインパクトという目線でモノゴトを考える機会が増えます。実際に担う役割も、エンジニア組織の生産性最大化という難易度の高いミッションに挑戦できます。

TechLeadポジションでは、スクラムチームの技術選定やチームメンバーを巻き込みによって、チームの生産性を最大化することを期待されています。かならずしもチームの中での技術No1になる必要はなく、本質的には、デリバリーと品質に責任をもつ役割となります。
技術をつみあげてきたエンジニアが、さらにシニアなレベルへジャンプする上での魅力的なポジションといえます。

社内限定のキャリアパスを公開

ラクスル社内で共有されているキャリアパスでもわかるように、開発者として貢献するエンジニアとしてのポジション以外にも、エンジニア組織を率いる役割、プロダクトにオーナーシップをもつ役割、技術にオーナーシップをもつ役割など多様なポジションでのキャリア形成を実現できます

社内資料より抜粋

一緒に働きたい人は

現状はエンジニアとしての経験や自信がある一定レベル以上あるエンジニアを求めている状況。スタンスとしては、目的思考、プロダクト志向で動ける、以下のような価値観、スタンスにフィットするエンジニア。

ビール片手にRetrospectiveな一枚


インタビュアー:株式会社トラックレコード CTO 上原 将之
京都大学経済学部卒業後、2010年にDeNAに入社。エブリスタ、MYCODE、歩いてオトク、AI創薬プロジェクトなど、様々な新規サービスの立ち上げや開発・運用に携わる。 サーバー、クライアント、iOS・Android、機械学習等、幅広い技術スタックでの開発を経験する。 その後フリーランスエンジニアを経て、株式会社トラックレコードを創業。

■挑戦する企業の採用活動を支援する「TECH HIRE」について

魅力的なミッション、イシュー、ケイパビリティを有しているのに、採用や広報活動が十分でなく、埋もれている優良企業が世の中には多数存在します。またエンジニアの力によってさらなる成長が期待できるのに、開発力を担保しきれずに、思うような成長を実現できていない企業も多く存在します。このような課題感をもつチームに対し、エンジニア採用領域に特化してサービス提供をしてきた実績、ノウハウ、ナレッジをもとに組織設計・母集団形成の戦略策定から実行をパートナーとして推進します。

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