【DMM.com CTO室】エンジニア300人の大規模組織で、全社issueに対し裁量持ってチャレンジできる開発チーム 

今回は動画配信、金融などに加え、最近は非常に幅広くあらゆる領域に参入し、のべ40以上の事業を展開する合同会社DMM.com(以下DMM)を紹介します。

同社では、2018年10月に、元GunosyCTOの松本勇気氏をCTOに迎えて、DMMをテックカンパニーへシフトしていく取り組みを推進している。今回はその牽引役としなっているCTO室の役割やこれまでの実績、ポジションなどにフォーカスをあてて、解説していきます。

今回インタビューに答えて頂いたのはCTO室のエヴァンジェリストチームの釘宮さんです。

目次

1.会社とプロダクトについて

会社の歴史とプロダクト、実績や今後の展開などについて紹介していきます。

合同会社DMM.com

設立:1999年
社員数:1527名
所在地:東京都港区六本木三丁目2番1号 住友不動産六本木グランドタワー24階
URL:
https://dmm-corp.com/
DMM
inside:https://inside.dmm.com/
(2019年2月末日時点)

「領域とわず何でもやる」を徹底している

動画配信や金融などのイメージのあるDMMですが、Webサービスからハードウェアから施設運営まで幅広い事業を展開しています。直近でも、エンジニア養成機関「42 Tokyo」や、水族館運営などのユニークなプロジェクトや、M&Aによってグループ入りしたWebサービスやスマホアプリなどのプロダクトも展開しています。

業績も安定的に成長

売上2000億円超。会員登録数3000万人超を超える国内有数のメガベンチャーです。

1 DMM.com、DMM.com 証券、DMM.com OVERRIDE、DMM.com BASE,他連結
2 DMM.com サービスの会員数

テックカンパニーとしてさらなる進化を狙う

現在40以上の事業を展開してきている一方で、これまではテクノロジーによるレバレッジを効かせきれてなかった部分があるのも事実。

CTO室等を中心に、レガシーサービスの刷新、データドリブンなプロダクト開発サイクル体制の構築、新しい技術のR&Dなどを通じて、より良質なプロダクトを安定的に生産できるための仕組みをつくることで、10年以内に300の事業展開を狙っています。

2.CTO室について

CTO室がDMMで担っている役割や取り組み内容などを事例付きで紹介していきます。

CTO室は全社横断的な課題にチャレンジできる部署

2年ほど前に設立された技術的なスペシャリティを持っているチーム。現在は30名強のチームとなっており、サービス開発支援、ブランディング、全社横断ツールの開発などを行っている。

現在は以下3つのチームに分かれている

1.全社横断的なツールの作成を行う技術支援チーム

共通認証基盤の開発など、1ツールを2人〜3人のチームで開発する。開発の優先度は事業サイドからのオーダーをあつめて、チーム責任者と協議して決定する。

2.既存事業の環境整備などチームの自立を支援する事業支援チーム

その時点において優先度の高い事業やチームに、CTO室のメンバーがアサインされる。目指すゴールはチームの自立を支援すること。3ヶ月程度〜半年程度のプロジェクトに関わる。自立がゴールなので、開発基盤を整備するだけではなく、採用やチームビルディングなどの抜けた後も含めたチーム開発の体制を構築する。

3.技術広報や、人事とともに採用や評価制度の改善を行うエバンジェリストチーム

DMM自体を魅力化することにコミットするチーム。技術広報などはわかりやすい業務領域ですが、それだけにととまらず会社自体を良くすることもミッションの一つであり、評価制度の仕組みなども担当する。

事業支援チームの事例1

2018年に事業譲渡を受けた、クイズ買取サービス「Aquiz」は、当初はスマホアプリは提供していなかった。そこにCTO室としてジョインし、Androidアプリの開発を担当した。

またあくまでもゴールは「チームの自立を支援」にあるので、新卒エンジニアがテックリードとしてサービスをまわせるたけでの体制・環境整備を半年ほどで整えた。

事業支援チームの事例2

現在も進行中のプロジェクトですが、DMMの電子書籍のリプレースプロジェクトにCTO室として技術領域的にもフルスタックに幅広く関わっている。

またチームの採用、チームマネジメント、チームとしてのモチベーション向上なども含めて、チーム開発生産性を最大化するために、自分たちの業務領域を定めずに事業成功に近づくための活動をしている。

Slack上でCTO室メンバーと事業部メンバーがやりとり

東大との共同研究

またR&D領域では、DMMと東京大学の猿渡研究室が開発した“リアルタイム音声変換”が国際学会”The 10th ISCA Speech Synthesis Workshop (SSW10)”にて採択されるなどの成果もあげています。

発表したプレスリリース

これまで難しかったリアルタイムでの音声変換を、機械学習を用いた独自の変換処理により遅延を小さく抑え、人間が音声遅延を認識する約70msを下回る約50msでの音声変換を実現しています。

技術好きのチーム

技術のスペシャリティをもっているメンバーを採用していることもあり、技術の話が好きなメンバーが多い。また他チームとも一緒に仕事をする特性もあるためハレーションを起こさずにコミュニケーションができる話しやすいメンバーが多いのも特徴的。

現在3つのチームにわかれていますが、本人の意向次第でアサインはフレキシブルに対応する点もグッド。幅広い機会があるからこそ、その機会を獲得しやすいことはキャリアを積む場として魅力的。

またDMM Tech Empowermentというサポート制度があり、例えばサポートTech12では年額12万円まで技術書やキーボードといったアイテムの購入を負担。それ以外にも、AWS・GCP実弾演習場では月100USドルまで自由にAWSやGCPの利用が可能、カンファレンス参加支援では、海外のカンファレンスの参加なども可能で、会社のお金でスキルアップができる。

DMM Tech Empowermentの発表資料より

社内勉強会の雰囲気

CTO室のチャレンジ

大きく3つある中でも、特に注力しているのは、全社的なコードリファレンスの作成。

アーキテクチャ、コーディング規約、リリースや運用のプロセスなどについて、サーバーサイドやiOS, Androidなど様々なプラットフォームごとに作成している。現在は主に、Goで作成をすすめており、一部の新規事業で適用はじめるなど、全社的な開発生産性に貢献している。

またR&Dやテックリード人材の育成なども中長期的に継続してトライしていく。

3.求めているポジションと成長機会について

ここからは、記載時点(2020年3月時点)で募集中のポジションと期待値やそこで得られる機会について紹介していきます。

いま求めているのは、このポジション

新規事業立ち上げの推進や、既存事業のモダン化、全社横断のツール開発など、本人の特性を踏まえた最適な役割がアサインされる。

新規事業立ち上げの推進の場合には、実際に各事業部に入って新規事業の立ち上げに参加。
ただ立ち上げるだけではなく、事業支援チームで新規事業を立ち上げる際の標準セットを作り、ブラッシュアップし、実際に導入していくところまでを担当します。

既存事業のモダン化の場合には、アーキテクチャ設計、CI/CDの整備などから、理想の標準セットをチームで作るリードをしていただき、実際に各事業部でリアーキテクチャ支援に入っていく役割を担当します。

CTO室で得られる成長機会

改めてとなりますが。取り組むissueが全社規模で、解決したときのインパクトが非常に大きい点。難易度の高い技術による課題解決を求められていること。そして事業の圧倒的な幅があること。

メガベンチャーと呼ばれる会社の中でも、事業の幅の広さは随一かもしれません。

一緒に働きたい人はこんな人

自分ならではの技術スペシャリティをもち、テックリードとしてサービスを牽引してきた一定レベル以上のエンジニアを求めています。また全社視点での意思決定が求められるからこそ、視座高く思考できる・決断できる人がフィット。


社内のビアバッシュのLT風景


インタビュアー:株式会社トラックレコード CTO 上原 将之
京都大学経済学部卒業後、2010年にDeNAに入社。エブリスタ、MYCODE、歩いてオトク、AI創薬プロジェクトなど、様々な新規サービスの立ち上げや開発・運用に携わる。 サーバー、クライアント、iOS・Android、機械学習等、幅広い技術スタックでの開発を経験する。 その後フリーランスエンジニアを経て、株式会社トラックレコードを創業。

■挑戦する企業の採用活動を支援する「TECH HIRE」について

魅力的なミッション、イシュー、ケイパビリティを有しているのに、採用や広報活動が十分でなく、埋もれている優良企業が世の中には多数存在します。またエンジニアの力によってさらなる成長が期待できるのに、開発力を担保しきれずに、思うような成長を実現できていない企業も多く存在します。このような課題感をもつチームに対し、エンジニア採用領域に特化してサービス提供をしてきた実績、ノウハウ、ナレッジをもとに組織設計・母集団形成の戦略策定から実行をパートナーとして推進します。

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