事例
老舗出版社のデジタル化を支えるBunshun Tech ZEROが挑む「伝わる採用活動」の最初の一歩

Bunshun Tech ZERO合同会社

創業100年の歴史をもつ文藝春秋が、デジタル関連の開発・ビジネスに特化した新会社として立ち上げたBunshun Tech ZERO。老舗出版社のデジタル領域を担うスタートアップである同社の採用活動を、TECH HIREがサポートしました。今回は、その活動内容の一部をご紹介します。
About Bunshun Tech ZERO
2021年7月に設立した文藝春秋100%出資子会社現在の事業内容は主に3つ
- 文藝春秋のもつ既存コンテンツのデジタル化- 新たなテクノロジーを活用した新規事業創出- 編集部門のDX推進母体である文藝春秋とは異なる働き方や評価制度を導入
TECH HIREの支援サマリー
採用戦略立案採用ページ、求人票作成ダイレクトリクルーティングエージェントとの契約サポートエージェントや候補者との窓口カジュアル面談マニュアル作成&トレーニング面談・面接の評価シートのテンプレート作成週次の採用定例ミーティング実施結果として6名内定

求む。スタートアップ初期メンバー
文藝春秋社は2017年に「文春オンライン」を立ち上げると、わずか数年で出版社系では日本トップクラスのWebメディアに育て、2019年には作品配信プラットフォーム「note」をパートナーに迎えてデジタル定期購読サービス「文藝春秋digital」を創刊。その後note社とは資本業務提携を結ぶなど、積極的にデジタル化を進めてきました。
そんな同社のデジタル化のさらなる推進にあたって、編集部と密に連携を取りながら新たなビジネスを開拓するテック人材を内部に抱えることは、非常に重要視されていました。しかし、老舗企業ならではの様々なルールや、人気企業故に求人を出すことで一定の応募が自然に集まってきた過去の経験が、優秀な技術系人材の採用にあたって壁となることもあったようです。そこで、文藝春秋とは異なる自由度の高い環境を用意するために設立されたのが、Bunshun Tech ZEROです。
Bunshun Tech ZEROは、その出自は誰もが知る有名出版社ですが、会社としては生まれたてのスタートアップ。人事リソースもありません。設立初期メンバーの獲得にむけ、文藝春秋社での支援実績があったTECH HIREが最初の一歩からサポートすることになりました。
TECH HIREのミッション
Bunshun Tech ZEROは、エンジニア経験があり、「自分の技術を使って新しいものを創り出したい、そしてそれを多くの人に知ってもらいたい」と志向するエンジニアにとっては魅力的な環境です。TECH HIREのミッションは、より多くの採用ターゲットにリーチし、その魅力を伝え、面談や面接を通じて既存メンバーからも魅力を伝えられるようにする基盤を整え、優秀な人材を獲得することでした。
ミッション遂行にあたってのアプローチは以下のとおりです。
TECH HIREチーム体制
採用素材の開発、品質管理を行う企画兼PM担当
エージェント運用、スカウト実務を行うリクルーター
将来の事業方針や内部制度など上流部分についての企画担当
情報共有
週次でミーティング実施
Slackでの連絡
Notionの共有
アクション
採用計画策定・ツール導入
採用戦略の立案
- ターゲット設定
- 強みの整理と言語化
- 媒体選定
採用広報
- 採用ページの企画・制作
- カジュアル面談マニュアル作成・トレーニング
採用活動
- エージェント
- スカウト
- リファラル
候補者コミュニケーション
守備範囲の広さとスピードを武器に。チーム始動
ここからは、いくつかのポイントに分けて実際の取組みをご紹介します。
採用戦略の立案
まずはじめに行ったことは、既存メンバーについての情報共有と不足しているリソースについての確認です。
想定される既存メンバーとの仕事の進め方や相性、新たに採用する人材に期待することなどを整理し、ターゲットのペルソナを設定しました。

そしてターゲットのペルソナをもとに、企業としての強みや魅力、またポジションごとの魅力を整理し言語化していきました。


こうした一連の言語化作業を通じて、関係者間での認識のすり合わせや、魅力を強化するための内部制度の課題抽出をすることができました。それを受けて、採用活動だけでなく、内部制度の整備についても一部企画設計の支援を行っています。
設定したターゲット像に当てはまる人材に確実にリーチするためには、スカウトで利用する媒体やエージェントを最大限活用することも重要ですが、人事リソースの不足するスタートアップ企業では複数の媒体をまたいでスカウトを行い、エージェントとの関係を築いていくことは容易ではありません。そのため本プロジェクトでは、媒体の選定から契約に向けての交渉、エージェントとの窓口業務、ATS導入までサポートし、タレントプールの構築を図りました。
採用広報
次に取り組んだのは、採用ページの作成とカジュアル面談のトレーニングという採用広報の基盤づくりです。
採用ページはNotionで制作することを選択しました。これには構築やコンテンツ管理のしやすさもさる事ながら、新しいツールやプラットフォームを積極的に導入する企業カルチャーの一端を見せたいという意図がありました。また、コンテンツについても、どういった経歴のメンバーがいるのか、文藝春秋としてこれまでどのようなDX推進が行われてきたかなど、潜在的な候補者の興味をひくきっかけになると考えられることを盛り込んでいきました。小さなことですが、候補者の目に触れるひとつひとつに意思を込めることが、伝わる採用活動に繋がります。

TECH HIREでは、エンジニア採用にまつわるほぼ全ての業務を代行していますが、面談・面接は請け負いません。それは、実際に一緒に働かれる方が熱意を持って候補者とお話しされることが選考体験の中でも特に重要なポイントであり、外部で代替するべきではないと考えているからです。
今回のプロジェクトにおいても、採用広報の一環であるカジュアル面談から、Bunshun Tech ZEROのメンバーのみなさまにご対応いただきました。
ここで課題となったのが、全員が同じ品質で一連のカジュアル面談ができるようになることです。カジュアル面談は複数人で対応するため、職務内容や会社全体への理解度によってどうしても質にばらつきが出てしまいがちです。そこで、カジュアル面談マニュアルを作成し、レクチャーや実際の面談で出た質問の共有会を実施することで、面談担当者の誰もが高いクオリティで会社の魅力を語り、伝え、必要なヒアリングを行えるようにサポートしました。

採用活動
当初Bunshun Tech ZEROとしてフル活用できているスカウトやエージェントがなかったため、改めて見直しを行った上でビズリーチとGreenのスカウト媒体2社、および複数エージェントを再選定。採用実務はTECH HIREが担い、選考パイプラインや媒体ごとの予実を定例ミーティングで共有しながら、最適化を図り採用につなげました。
スカウトにあたっては活動開始前に、実際のレジュメを参考にS(ぜひとも採用したい)/A(お会いしてみたい)/B(悩むが一度お会いしてみて判断したい。ギリギリ悩むライン)/C(書類不合格)といった目線合わせを行ったことがミスマッチ防止に繋がっています。


8ヶ月で6名内定!
本プロジェクトでは、キックオフから約8ヶ月で、6名の内定に至りました。実際の活動内容を振り返ってみても、”大きな目玉施策”に取り組んだわけではありません。地道に、真摯に、Bunshun Tech ZEROの魅力を候補者に伝えるためにやるべきことを積み重ねた結果が採用につながっています。
TECH HIREがサポートをさせていただくメリットは、自社の人事リソースが限られる中で、打つべき手を確実に、スピード感をもって積み重ねるための知見とリソースにあると考えています。今回のレポートを読んで少しでも興味を持っていただいた方はぜひご連絡ください。




